君津・鹿野山のさんちょこ節
君津・鹿野山の九十九谷展望公園(鹿野山東天峪119-1)で行われたさんちょこ節を再訪。
白鳥神社の例祭(毎年4月28日)は、「花嫁祭り」とも呼ばれ、勇壮な「梯子獅子舞」(県無形民俗文化財)が有名です。
今年は、梯子獅子舞の奉納はなく、「さんちょこ(山上娘)節」が披露されました。
さんちょこ節は、江戸期、娯楽がなかった鹿野山の女児たちが、お盆に縁台で唄いながら竹筒であやとり遊びをしたのが始まりとされます(県無形民俗文化財)。
歌詞は「心願・薬師如来・九十九谷・鳥居崎・春夏・秋冬・滝・烏(8)・烏(9)・富士山」の十番があり、この日は「心願・薬師如来・九十九谷・春夏・秋冬・烏(9)・富士山」の七番が披露されました。
また、「ごんた節」という唄も披露されました。こちらは、文化財指定ではありませんが、鹿野山の坊様と檀家の娘の悲恋を唄ったあやとり遊びで、主に盂蘭盆会で唄われたそうです。
【この日の進行スケジュール】
12:30~ 修祓(九十九里展望公園)
12:35~ さんちょこ節
心願→薬師如来→九十九谷→春夏→秋冬→烏(9)→富士山
12:45~ ごんた節
12:50ころ 終了
【メモ】
昨年は荒天で梯子獅子は中止となり、今年は晴天に恵まれたが保存会の都合で梯子獅子の奉納はなし(獅子は参列と修祓のみで舞なし)。さんちょこ節は、不定期公開なのでなかなか見る機会がない。この公園での披露は今回で2度目。前回は2009年だったから(当時の記事)、実に8年ぶり。前回と異なり、今回は見物人に背を向けて横一列に並ぶ形だったので、一般席からあや竹を操る手元がよく見えなかったのが残念。ごんた節は、初めて聞く内容で興味深かった。平日で見物人は30人ほどと少なく、報道ほかカメラマンは数人。公園に駐車場あり。
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吉保八幡神社の春季例大祭(毎年4月第四日曜日)は、「春市」とも呼ばれ、境内に植木市や露店が立ち並び、地元の皆さんで賑わいます。
葛飾八幡宮は、寛平年間(889-898)に宇多天皇の勅願により石清水八幡宮(京都)から勧請し、応神天皇・神功皇后・玉依姫命を祀っています。
毎年4月17日に行われる春祈祷では、五穀豊穣を祈願して、神前で伊勢系の獅子神楽が奉納されます。
社伝によれば、康和四年(1102)、銚子・外川浦が大荒れた際、朝廷の宣旨で銚子に神幸して祭事を行ったところ、神威により海神が鎮まり、海中から霊光が出現したことから、二十年ごとに「銚子大神幸」(銚子みゆき)が行われるようになり、その間、隔年に「利根川の桜井浜へ小規模の桜井神幸を行う」(桜井みゆき)と定められたのが始まりとされています。
【香取市HPの説明】
高瀧神社は、白鳳二年(662)の鎮座と伝わり、御祭神に玉依姫命(たまよりひめのみこと)を祀っています。
菊間八幡神社は、新興住宅街に囲まれた小高い丘の深い森に包まれて鎮座しています。
【現地案内板の説明】
【現地案内板の説明】