糸島・製塩工房とったん
糸島半島の西の端っこにある製塩工房とったん。
玄界灘の内海と外海がぶつかり合う岬の突端で「季節や天候に左右されつつ営業中」です。
海がきれいな日を選び汲み上げた海水(塩分濃度3%)を、木組みに吊るした竹のてっぺんから流し、天日と風にさらして十日間循環させ、濃縮した「かん水」(塩分濃度10%)を作ります。
これを大釜で二日、小釜で一日、ゆっくりと煮つめて、できた塩の結晶をすくいます。結晶を自然乾燥させ、杉樽で寝かせると炊塩が完成。さらに鉄釜で煎ると焼塩ができます。
すべての工程を自然と職人の手作業で作る昔ながらの製法なので、できる量には限りがあります。人気の「炊塩」(50g、486円)や「おむすび塩」(55g、540円)を求めて工房を訪れる人で賑わっていました。
きれいな空と海を眺めながら食べる塩プリンは、塩の一番結晶をかけた「花塩プレーン」が人気。「焦がし塩キャラメル」もおいしかったです。
この日は志摩歴史資料館を見学し、岐志漁港のカキ小屋で昼食(昼食時は45分ほど並びます)。福岡地方は4月中旬~5月上旬の陽気で汗ばむ休日となりました。
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