有田・秋の陶磁器まつり
有田焼の郷(佐賀県有田町)で、11/22(水)~26(日)に行われた、秋の陶磁器まつり。
有田町内の各地区で窯元の見学、製品の直売と旧泉山磁石場の特別公開が行われました。
この日は、報恩寺の臨時駐車場にクルマを置いて、皿山地区へ。
源右衛門窯、今右衛門窯、香蘭社、陶悦窯、アリタポーセリンラボ、辻精磁社などの製品を見て歩きました。
写真は、トンバイ塀通りにある辻精磁社さん。350年以上続く窯元で、江戸初期から藩・禁裏御用を務め、現代も皇室に洋食器を納める老舗です。この日は、皇室献上の新旧の品々(菊花御紋章入唐草和皿、御印入の盃など)を拝見しながら御当主から説明や苦労話をうかがう貴重な経験ができました。
お昼は、南山地区の「そば処のりとう」(乃利陶窯)さんへ。陶芸家の御主人が趣味で始めた蕎麦打ちは、今やミシュランガイドに掲載される腕前。作品に囲まれた静かな古民家で、生粉打ち十割そばのコースを堪能。岩塩でいただく蕎麦や、デザートのそばがき(和蜂蜜ときな粉)が絶品でした。
秋の陶磁器まつりは、春の4分の1くらいの人出だそうです。ゆっくり店を巡り、ご店主から歴史や特徴など色々な話を聞くことができ、とても充実した一日となりました(著名なモデルさんとも遭遇しましたし)。
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