久留米・世界つつじセンター
妻と一緒に、久留米市世界つつじセンターの「春の一般開放」に行ってきました。
このセンターは、「久留米つつじ」を中心に、世界各国のつつじ約1600品種21000本を保存育成する財団法人です。毎年、つつじが満開になる時期に一般開放されます。
「久留米つつじ」は、江戸末期、久留米藩士坂本元蔵が、当時流行していた霧島つつじから様々な花色の新品種を作り出したのが始まりです。
久留米のつつじ栽培は、明治維新後一時衰退しましたが、明治中期から再び盛んになり、生産業者が品種改良を手がけました。明治6年(1873)に赤司喜次郎が興した「赤司廣楽園」は、久留米を代表する種苗会社の一つでした。
喜次郎は、坂本の品種を受け継いで「久留米つつじ」と名付け、記録書「久留米躑躅誌」を刊行。喜次郎から苗を買い付けた米国人アーネスト・ヘンリー・ウィルソンは、欧米に久留米つつじを広めました。
耳納連山の新緑をバックに美しく咲き誇るつつじは圧巻。隣接の農業公園で弁当を広げ、草野の古民家カフェ「山帰来」さんに立ち寄って帰りました。
今年の世界つつじセンター「春の一般開放」は、4月8日(金)~4月28日(木)まで行われています。
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