朝倉・堀川用水と揚水車
朝倉市・堀川用水の揚水車を訪ねました。
【現地案内板の解説】
「当時、絶え間なく押し寄せる筑後川の洪水や、かんばつ、ききん等天災異変の中に幾多の犠牲と死闘を繰り返しつづけてきた祖先が新田開発のため、寛文三年(1663)筑後川から水を取り入れることにより堀川を造った。更に60年後の享保七年(1722)岩盤を切り貫き現在の取入口を新設したのである。しかし、山側の土地は位置が高いため、堀川の恩恵を受けることができなかった。そのためにこの地では自動回転式の水車が設置されたのである。三連水車は寛政元年(1789)に設置されており、三島・久重の二連水車も同じく宝暦のころに設置されたものと思われる。毎年6月中旬から10月中旬まで作動し、かんがい面積は、3基で35ヘクタールにも及ぶ。」
「朝倉の三連水車」を知ったのは、TVの全国各地のニュースでした。田に水を引く時期に組み立て、終わると解体するという報道内容だったと記憶しています。
ちょうど水車が動いている時期で、ちらほらと見学者が来ていました。田園風景の中、堀川用水の流れを受けて回る水車の動きを見ていると、心まで洗われるような気がしました(写真は、久重地区の二連水車)。
近くの道の駅「三連水車の里あさくら」は、満車で大混雑。人混みは避けたいので、立ち寄るのを諦めました。