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2021/06/27

企画展「久留米藩主有馬家歴代」

有馬記念館(久留米市)で開催中の企画展「久留米藩主有馬家歴代」に行ってきました。

20210627久留米入城四百年の記念企画で、江戸期、250年にわたり久留米藩二十一万石を治めた有馬家の歴代藩主11人にスポットを当てています。

展示は、「久留米藩の幕開け」(藩祖~二代)、「藩政確立から学問・芸術文化の隆盛」(三~九代)、「幕末維新期」(十~十一代)に分けて、有馬家や社寺、市が所蔵する肖像画や書状、鎧兜など31点を紹介。

室町期、摂津有馬を治めた有馬本家は、織田信長に攻められ断絶。有馬分家は豊臣秀吉に臣従し、九州征伐に従軍。関ヶ原、大坂の陣では徳川方で参戦し、その功により、元和六年(1620)、久留米藩二十一万石を拝領しました。

関ヶ原を戦った藩祖・則頼と初代・豊氏、暴君とされる二代・忠頼、一度も久留米入りすることなく江戸藩邸で急逝した五代・頼旨、養嗣子として家を継いだが華美を好んだ六代・則維、和算の大家だった七代・頼徸、犬好き・相撲好きで藩財政がひっ迫した八代・頼貴、江戸藩邸に水天宮を分祀した九代・頼徳、質素倹約と軍制近代化で名君の誉れ高い十代・頼永、最後の藩主で公儀からの縁組に莫大な費用を要した十一代・頼咸と、それぞれの人となりが分かり、親しみを感じさせる内容になっています。

個人的には、久留米城下の整備に初代~四代まで70年を要したことや、歴代有馬家の兜の前立て(獅子飾り)に興味を惹かれました(写真は公式チラシから引用)。

この企画展は、福岡県の緊急事態宣言解除に伴い6月21日から再開され、8月2日(月)まで開催しています。

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