企画展「松戸と徳川将軍の御鹿狩」
松戸市立博物館で開催中の企画展「松戸と徳川将軍の御鹿狩」に行ってきました。
この企画展は、江戸期、小金牧で4回行われた徳川将軍の御鹿狩(享保の御鹿狩2回・八代吉宗)、寛政の御鹿狩・十一代家斉、嘉永の御鹿狩・十二代家慶)を、古文書や絵図、武具、当時の馬や鹿・猪のはく製などで紹介しています
松戸市の東部は、江戸期、小金牧(幕府の馬の放牧場)の一部でした。害獣(鹿・猪など)による農作物被害が多くなると、害獣駆除のため軍事訓練を兼ねた「御鹿狩(おししがり)」が行われました。
江戸城を発った将軍は、御座舟で松戸宿に入り、富士山に見立てた御立場から、旗本や牧士・農民勢子の動きを総覧しました。
これら4回の御鹿狩で使われた御立場は、現在の松飛台付近にありました。戦前まで「猪見塚(ししみつか)」の名で残っていましたが、昭和10年代に旧松戸陸軍飛行場の造成に伴って完全に撤去されました。
この企画展は、11月15日(日)まで開催しています。