夏季展「坂川・江戸川 水景色」
松戸市の戸定歴史館で開催中の「坂川・江戸川 水景色」展に行ってきました。
この企画展は、明治期に松戸に移り住んだ最後の水戸藩主・徳川昭武が趣味で撮影した古い松戸の風景などの古写真を通して、地域の変遷を辿っています。
展示は、第1章「坂川」、第2章「松戸徳川家の誕生」、第3章「徳川家の夏休み」、第4章「江戸川」の4部構成です。
「坂川」では、好んで撮った水辺風景や農作業をする庶民など、写真14点を紹介(右の写真は同じ場所で2017年撮影)。
「松戸徳川家の誕生」では、明治25年の分家の際、水戸徳川家から贈られた御譲品(おゆずりひん)など21点を展示。
「徳川家の夏休み」では、旅行先での家族や風景など、写真10点で華族の夏休みを紹介しています。
「江戸川」では、当時の松戸・市川・小岩の風景など、写真4点で当時の江戸川流域の風景を伝えます。
この企画展は、夏季展として定期的に開催されています。写真が高価だった時代、日常生活を記録した写真は貴重な歴史資料ですし、現在との対比が面白い企画展示になっています。
夏季展「坂川・江戸川 水景色」は、9/13(日)まで開催中です。