香取・下小野神楽
香取市下小野地区で奉納された「下小野神楽」を見学。
江戸中期から350年ほど続く獅子神楽で、尾張熱田派の流れを汲むとされています。演目は、布舞・幣束舞・剣舞・花掛りと余興(鬼と鍾馗・カムロ萬歳・三河萬歳・道化萬歳・鳥刺し・神子舞)がありました。かつては神社で奉納後、夜は地区の皆さんに余興舞を披露し、「伊能の歌舞伎に小野の神楽」と並び称されました。
この日は、鎮守・八幡神社と稲荷神社、豊年稲荷神社で神社舞を奉納後、約20年ぶりに下小野公会堂で地区の皆さんに「鳥刺し」「神子舞(おかめ)」「鬼・鍾馗」「剣舞」が披露されました。
【この日の進行スケジュール】
9:00~ 神社舞(八幡神社→稲荷神社→豊年稲荷神社)
13:00~ 下小野公会堂前広場
(馬鹿囃子~砂切→鳥刺し→神子舞→鬼・鍾馗→剣舞)
15:30ころ 終了
【メモ】
現在は、香取神宮神幸祭(毎年4月15日)とステージ公演でしか見られない。この日は、高齢化が進む下小野神楽会が、体力のあるうちに地区の皆さんに見て欲しいと初の演舞会を開催。下小野の布舞は九反の胴布に十数人が入る大きさが特徴で、歴代会長さんによれば、元々は十三反あった大布が擦り減って短くなったとか。また、保管中の古い面を見せてもらい、新旧の面談義から、鬼面は古い面を着けて舞うことになった(上の写真)。見物人は集落の皆さんが多数、カメラマンも十数人。地区のお年寄りが笑いながら声援を送り、大盛況の演舞会となった。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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