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2018/11/25

「モータースポーツと湾岸部の歴史」展

船橋市郷土資料館で開催中の「モータースポーツと湾岸部の歴史」展に行ってきました。

20181125かつて船橋の湾岸部(浜町・若松町)には、船橋競馬場(1950-)、船橋ヘルスセンター(1955-77)、船橋飛行場(1958-69)、船橋サーキット(1965-67)、船橋オートレース場(1968-2016)が集中し、都心から近い一大娯楽エリアとして賑わいました。

現在は、船橋ヘルスセンター跡はららぽーとTOKYO-BAYに、船橋飛行場跡はスキードームSSAWSを経てイケアに、船橋サーキット跡は船橋オートレース場と物流倉庫群にそれぞれ姿を変えています。

今回の企画展示は、中でもモータースポーツにスポットを当て湾岸部の歴史を振り返る、船橋ならではの好企画です。

展示は、1階ロビーに船橋とモータースポーツの歴史年表、2階常設展示に「湾岸部のヒミツ」として船橋ヘルスセンター関係資料、3階企画展示に船橋サーキットとオートレース関係資料を解説。
往時の写真や、船橋サーキットに散った若き天才レーサー浮谷東次郎の記事、船橋オートの常勝選手飯塚将光の等身大パネルと優勝バイクの実車など、モータースポーツ全盛期の興奮が伝わってきます。

四輪ファンの私としては、幻の船橋サーキットが3.1kmとショートながら複雑なコース設計で鈴鹿・富士と並ぶ三大コースだったことは大変興味深く、浮谷東次郎の伝説がやっと現実とつながった気がします。

この企画展は、12月16日(日)まで開催しています。

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2018/11/18

成田・滑河観音木まち

成田市・滑河観音で行われた「木まち」を撮影。

20181118滑河観音は、正式には滑河山龍正寺(天台宗)といい、承和五年(838)、慈覚大師の開創と伝わります。
御本尊に、飢饉の際、近くの渕から出現した観音像を祀ることから、地元では滑河観音として親しまれています。

毎月18日は観音さまの縁日で、中でも11月18日の縁日は、「木まち」と呼ばれて一年で最も賑わいます。 かつては境内で馬市が開かれましたが、馬の需要がなくなって、植木市に代わりました。

木まちでは、午前中に2回、稚児行列が行われ、大護摩法要が執行されます。

【この日の進行スケジュール】
10:00~ 稚児行列→大護摩法要
11:00~ 稚児行列→大護摩法要
終日 植木市(境内)

【メモ】
毎年11月18日に行われる「木まち」では、参道に数軒の露店と境内に3軒の植木屋が出る。稚児行列は、仁王門~本堂まで、稚児が僧侶・導師を先導して行列で進む。午前10時と11時の2回行われ、各回とも数人の稚児が参加した。大護摩法要後、導師が稚児に優しく語りかけたり、楽しそうに記念撮影したりと、女性ならではの温かな心配りが印象的。他にカメラマンはなく、神社に駐車場あり。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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2018/11/03

「地図に映る明治の日本」展

都内で開催中の「地図展2018・地図に映る明治の日本」に行ってきました。

20181103地図展推進協議会が主催する第51回地図展の企画で、今年は明治150年記念に協賛して明治の日本がテーマです。

明治新政府は、国土の建設と防衛のため正確な地図を必要としましたが、当時は伊能忠敬が幕府に献上した「大日本沿海輿地全図」(伊能図)しかありませんでした。

近代国家体制を確立した明治中期までに、英仏から近代的な測量と地図作製の技術を導入し、三角測量による地図作りが本格化しました。これらは、地図史的に貴重なだけでなく、激動の時代を映した生き証人です。

今回の企画展は、この時代の地図を通して、近代的な地図作製技術の発展の軌跡を辿るとともに、激動の時代の日本を俯瞰する好企画です。

展示は、「新橋横浜之間鉄道之図」(明治5年)、海図第1号「陸中國釜石港之図」(同)、「実測東京全図」(明治11年)、「五千分一 東京図測量原図」(明治16年)、「正式弐万分一地形図 東京首都」(明治42年)など、数々の珍しい地図で激動期の日本の姿を解説。
大型モニターで都心部の空撮と「五千分一 東京図測量原図」を比較できるコーナーや、千代田区とその周辺に残る明治の遺構を紹介したコーナーもあり、150年前に擬似タイムスリップできます。

千葉県民としては、明治新政府もしばらくは伊能忠敬翁の「伊能図」を使っていたことを知り、誇らしかったです。
この企画展は、11月7日(水)まで千代田区役所1階ホールで開催しています。

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