袖ケ浦の郷土芸能
袖ケ浦市の市民会館大ホールで行われた「袖ケ浦の郷土芸能」を見に行ってきました。
市内に伝わる神楽やお囃子が一堂に集まるのは今回で4回目、実に5年ぶりの開催です(第1回は平成18年、第2回は平成21年、第3回は平成25年に開催)。
出演団体は、蔵波祭りばやし保存会、横田本郷祭囃子保存会、奈良輪神楽愛好会、大曽根太鼓保存会、久保田太鼓保存会、野里太鼓保存会、代宿太鼓保存会、神納神楽ばやし保存会、横田熊野神社祭りばやし保存会、上蔵波太鼓保存会の10団体。
今回のお目当ては、奈良輪神楽愛好会と神納神楽ばやし保存会でした。
「奈良輪の神楽」は、舞かかり・幣束の舞・剣の舞・狂いの舞を短縮版(20分)で披露。福王神社の祭礼で奉納される獅子神楽で、かつては青年団が舞いましたが、その青年団も昭和46年に解散。受け継いだ保存会も10年ほどで解散し、現在は青年団OBによる愛好会が継承しています。会長さんの話では、後継者がおらず絶滅寸前とのこと。
「神納神楽ばやし」(獅子)は、舞かかり、鈴の舞、幣束の舞、狂いの舞を披露。江戸中期に始まり、卒土神社の祭礼で奉納されていましたが、昭和初期から長く中断。昭和52年に復活し、現在は保存会が継承しています(市無形民俗文化財)。
このほか、代宿太鼓保存会のお囃子では、道化(大笑い、一文字、狐)の子供たちが可愛い(しかしキレのある)踊りを披露(上の写真)。ぜひ現地(迦具土神社祭礼)で見たいと思わせる内容でした。
会場は大勢のお客さんで盛況でした。参加団体と袖ケ浦市民俗芸能連絡協議会の皆さん、お疲れ様でした。
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