東京二期会オペラ「こうもり」
妻と一緒に、日比谷・日生劇場で公演中の東京二期会オペラ「こうもり」を観に行ってきました。
1874年にヨハン・シュトラウスが、富と快楽に耽る当時のウィーンの世情を風刺したオペレッタ(ミニオペラ)で、貴族社会の恋と浮気と復讐を面白おかしく描いた喜劇作品です。
今日は公演二日目で、出演は、又吉秀樹(銀行家アイゼンシュタイン)、嘉目真木子(妻ロザリンデ)、吉田連(間男アルフレード)、三井清夏(小間使いアデーレ)、辰巳真理恵(その姉イダ)、杉浦隆大(刑務所長フランク)など。
日本人キャストなので台詞は日本語ですが、歌はドイツ語に字幕で原作の雰囲気が味わえます。酔っ払いの看守役がイッセー尾形(フロッシュ)で、後半に独り芝居の場面があって観客を湧かせていました。
日生劇場は初めてでしたが、大理石のホールといい、アコヤ貝で装飾された天井の客席といい、素晴らしいシアターです。今回、下の娘が上等な席をプレゼントしてくれたので、キャストの声量・演技と生オーケストラの演奏を存分に楽しめました。客席で俳優・辰巳琢朗さんを見かけたのは、きっと娘さん(イダ役)の演技を見に来たのでしょう。
終演後、何度もカーテンコールに応えるキャストと演出家に、満員の観客から盛んにブラボーの声が飛んでいました。
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