松戸・東葛雅楽会の雅楽
松戸市・松戸神社で奉納された東葛雅楽会20周年記念の雅楽を撮影。
雅楽は、大陸から伝来した楽器や舞が日本独自の発展を遂げ、平安中期に完成した古典音楽です。朝廷や貴族社会で奏された正統の音楽として、「俗楽」と区別されました。
この日は、東葛雅楽会の設立20周年記念で、管弦、浦安の舞、舞楽が神前奉納されました。
東葛雅楽会は、平成8年、東葛地区の神職で結成され、県内では松戸神社のほか、廣幡八幡宮(柏)や玉前神社(一宮町)などで奉仕しています。
【この日の進行スケジュール】
17:00~ 管弦(双調音取→武徳楽→胡飲酒破)
17:35~ 神楽(浦安の舞)
17:50~ 舞楽(抜頭(右方))
18:05ころ 終了
【メモ】
管弦とは、三管(笙・篳篥・龍笛)両弦(琵琶・筝)三鼓(鞨鼓・太鼓・鉦鼓)で奏する器楽合奏。篳篥が主旋律を奏し、龍笛が旋律を装飾し、笙が和音を付ける。神楽は、日本固有の歌舞に外来の篳篥を取り入れた国風歌舞で、今回は「浦安の舞」を披露。舞楽は、大陸系(唐楽)が赤系の装束で舞う「左方」、朝鮮半島系(高麗楽)が緑系の装束で舞う「右方」と呼ばれる。今回の演目「抜頭」は、天平年間にベトナムの僧が朝鮮に伝え、猛獣を討って歓喜する姿を表す。なので右方なのに赤系の装束。里神楽系を見慣れた目には、舞楽特有の動きがとても新鮮だった。
松戸神社の神楽殿は、昨年建て替えられ、杉戸絵(獅子に牡丹)は市有形文化財。見物人は30~40人ほど、カメラマンは3人。神社に駐車場あり。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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