八千代・下高野の辻切り
八千代市下高野区で行われた辻切りを撮影。
ムラに疫病や災いが入らないように、毎年1月下旬(天神ビシャ後に決定)、藁で大蛇を編み、集落の境6か所に掛けます。
八千代市内の辻切り行事は8か所に残り、下市場区・上高野区・下高野区・下町区(村上)・台町区(村上)が藁蛇型、高津区・小池区・勝田区が注連縄型です。
目や舌の作り方、本体に挿す枝、御神札の種類など、地区ごとに少しずつ違います。下高野区では、目・舌に唐辛子(伏見甘長)を使い、背に塞神の御神札・幣束・ヒイラギ・スギの小枝を挿します。
【この日の進行スケジュール】
9:00~ 藁蛇作り(頭・胴体を6体)
12:00~ 休憩
13:00~ 飾り付け(目・舌・挿し物)
13:40~ 辻にかける(青菅、上高野、米本、保品、先崎、青菅の境)
15:30ころ 終了
【メモ】
青菅地区(佐倉市)との境に近い農家のビニールハウス内で作業。頭部に使う藁をすき、2人一組で大辻(蛇)6体と自宅用の小辻(蛇)を編む。和気藹々と作業が進み、できた大辻と小辻を板で押して転がし、滑らかに仕上げたところで昼休憩。午後1時、目・舌・挿し物で飾り付けて完成。すぐ前の辻(青菅との境)に掛け、あとは軽トラに分乗して順番に掛けて回る。
今回、作業と並行して小辻作りを体験させてもらい、藁を編む難しさを実感。小休止では、自家製の甘酒やかき餅を馳走になりながら、地区の古い話を聞かせて頂く。見学者はなく、カメラマンは3人。駐車は下高野区公会堂にスペースあり。お世話になった地区の皆さん、まっくろくろすけさん、ありがとうございました。できあがった小辻は、さっそく床の間に飾りました。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
| 固定リンク | 0 | コメント (0) | トラックバック (0)