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2016/10/22

フィット3、再び

妻のクルマを買い換え、本日、納車されました。

20161022前車(白いフィット3・ハイブリッド)は、3年間で1万7000kmほど走りました。
実燃費は平均26~28km/Lで、長距離を走ることの多い房総取材では大活躍してくれました。

前期型は5回もリコールを出したものの、愛車に症状はなく、特に不満はなかったのですが、白(プレミアムホワイトパール)は汚れが目立つのが難。車検を機に入れ替えることにしました。

燃費とHV+7速DCTシステムは捨て難く、同じフィット・ハイブリッド(後期型)で色はティンテッドシルバーメタリックを選択(写真はホンダから引用)。
マイナーチェンジで細かな改良が加えられたほか、リア足まわりのセッティングが変わったのか、後輪の突き上げ感がなくなりました。

今回は、ハンドルの手元スイッチやリア・カメラ、ETCと連動させるため純正ナビを選択(パナソニック製)。長くカロッツェリアに慣れた目には地図に違和感を感じますが、機能的には遜色なさそうで安心。
ホンダ独自のインターナビは、搭載した車が送信した膨大な道路情報をリアルタイムで反映するシステムで面白そうです。

引き続き、新しいフィット3には妻の習い事や房総取材に頑張ってもらいましょう。

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2016/10/16

東庄・東大社やぶさめ神事

東庄町の東大社秋季例祭で行われた「やぶさめ神事」を撮影。

20161016_2平安期の康和年間(985-996)に始まったと伝わり、五穀豊穣を祈願して、氏子が奉納した的を、騎射装束の神職が弓で射ち、作物の豊凶を占います。

的は、裏に国家安泰・五穀豊穣と墨書し、一番(氏子中)、二番(溝原郷と東和田郷が各1本)、三番(羽計郷・石出郷で1本、今郡郷・鹿野戸郷で1本、谷津郷1本)、四番(諸持郷と東今泉が各1本)、五番(窪野谷郷)、六番(下飯田郷)、七番(高部郷)、八番(粟野郷)、十番(小南郷)の計13枚が立てられます。
昔は騎射でしたが、現在では歩射に変わっています。

放たれた矢を拾うと、白い矢は男児、赤い矢は女児を授かると云われます。

射終わった的は、拝殿に納めた後、各郷に戻されます。粟野郷と小南郷は、江戸期、境界を巡って争いが絶えず、役人の仲介で仲直りした経緯から、今でも神職立会いのもと、一の鳥居前で三枚合わせの的の中板を交換する仲直りの儀礼が、二百数十年以上続けられています。

【この日の進行スケジュール】
14:00~ 流鏑馬祭祭典
14:40~ お的神事
15:10~ 的の中板交換(粟野郷・小南郷)
15:15ころ 終了

【メモ】
的の一番(阿玉郷)は明治に氏子中の奉納に変わり、九番(松谷郷)は欠番。四番(東今泉)のみ合わせ扇の丸い的。射手は相当数の矢をテンポよく射つ。手作りの弓矢で中々当たらないが、不作になると困るので、各郷の役員は的を射手に近づけたりと自由な雰囲気。拝殿内に納めた的は、羽計と石出、今郡と鹿野戸の分は的板と竹を半分に割って分ける。
見物人は、地元の皆さんが数十人、カメラマンは2人。神社に駐車場あり。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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2016/10/15

山武・富田の羯鼓舞・獅子舞

山武市富田の駒形神社神幸祭で奉納された羯鼓舞・獅子舞を撮影。

20161015旧富田村の郷社・駒形神社の神幸祭は、3年に一度、10月16~17日前後の土~日曜日に行われます。神幸祭では、神輿の宮出しに先立ち、富田地区に伝わる羯鼓舞(西区)と獅子舞(東区)が奉納されます。

西区の羯鼓舞は、道化(弓持ちのヒョットコ、猿)を伴い、三匹獅子(大獅子・中獅子・雌獅子)が腹の羯鼓をバチで叩きながら舞います。東区の獅子舞は、二人立ち獅子神楽で平舞(布舞・幣束舞・鈴舞・くるい)を舞います。

神輿は、榊、御神旗、三匹獅子、獅子山車の先導で、初日は東区を、二日目は西区を渡御します。

【初日の進行スケジュール】
12:00~ 羯鼓舞(西区ヤド前)
13:00~ 奉納舞(駒形神社)
羯鼓舞→獅子舞→稚児舞
14:00~ 式典
14:30~ 宮出し→神輿渡御(東区)
18:00~ 奉納舞(御仮屋)
羯鼓舞→獅子舞

【メモ】
今年は神幸祭の年で、10/15~16に催行された。今回は初日の行事を撮影。神社では、東西両区の役員が挨拶を交換し、羯鼓舞→獅子舞の順に奉納。羯鼓舞は、道化を先頭に舞場を周った後、三匹が同時に舞い、個別舞はない。獅子舞は、ベテランの舞手が見事な舞を披露。宮出し後、神輿に供奉する道中では舞なし。稚児による「中山」「大漁節」が随所で演じられ、華やかさを添えていた。
見物人は地元の皆さんが多数、カメラマンは8人。狭い境内は人であふれ、場所の移動もままならないほど。神社に駐車場なし。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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2016/10/09

千葉・生実神社の奉納芝居

千葉市中央区の生実神社で行われた奉納芝居を撮影。

20161009b生実神社の秋季例祭(毎年10月体育の日の前日)は、子ども神輿が渡御し、夜は奉納芝居が披露されます。

明治初めに能・歌舞伎を奉納したのが始まりで、明治中ごろから芝居が演じられるようになりました。

娯楽が少ない農村で大人気でしたが、戦後、TVや娯楽の普及で観客が減り、昭和36年に中断。地元青年会が昭和45年に復活させ、毎年、神社例祭で演じて今年で115回を数えます。
現在は、「奉納演芸大会」として、前半は町内在住の希望者による舞踊・詩吟・フラダンスの披露で、後半に芝居が上演しています。

宵宮は、19時ころから「湯花進献式」(大釜の湯を参拝者に振り掛けて祓う神事)が行われています。

【この日の進行スケジュール】
18:00~ 奉納演芸
舞踊・詩吟・フラダンスなどの披露
19:45~ 奉納芝居「赤い陣羽織」
1幕1場・おやじの家夕暮れ時→2幕1場・同深夜→3幕2場・代官屋敷の前
20:50ころ 終了

【メモ】
境内の仮設舞台で、役者は青年会メンバーやその家族・知人が演じる。せりふや振付け、仮設舞台や大道具の設営、衣装などすべて手作りで運営。今年の演目は「赤い陣羽織」。女好きで派手な陣羽織を着た代官が、権力を笠に農夫の女房に言い寄る物語を、面白おかしく熱演し、撮影を忘れて楽しめた。
舞台正面には客席(パイプ椅子)が設けられるので、後方から撮影。本格的な舞台照明のおかげでストロボ不要。見物人はほぼ満席の100人以上、カメラマンは3人。神社に駐車場なし(路駐取締りあり)。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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四街道・亀崎ばやし

四街道市亀崎の熊野神社で奉納された「亀崎ばやし」を撮影。

20161009a鎮守・熊野神社は、永和年間(1375-79)に紀州熊野神社から分祀して創建されました。

例祭は、かつては10月13日に幟たて、14日に宵まち、15日に本まち、16日に上りまちと幟かえしが行われました。参道や村の辻々に、時世を表す大津絵を描いた角行燈を立て、田舎芝居や映画を上映し、山車を曳き廻して亀崎ばやしで賑やぎ、近郷から多くの見物客で賑わいました。

「亀崎ばやし」は、神田ばやしの系統で、明治中期に印旛郡岩戸村・船尾村(今の印西市)から伝習したと伝わります。
戦後は長く中断しましたが、昭和53年に保存会(きらく会)が結成されて復活。演目は、「ひょっとこ」「おかめ」「白きつね」「獅子舞」などが演じられています。

【この日の進行スケジュール】
13:30~ 祭儀(神社総代)
13:40~ 亀崎ばやし(獅子舞→大笑)
14:00~ ハーモニカ演奏
14:40~ 亀崎ばやし(ひょっとこ→白狐→おかめ)
14:50ころ 終了

【メモ】
現在、例祭神事は10月15日に、祭儀と亀崎ばやし奉納はその直前日曜日に行われている。兼務社なので祭儀は神社総代により短時間で終了。亀崎ばやしは、途中で地元ハーモニカクラブの演奏を挟みながら、拝殿で奉納された。拝殿は正面と右側(来賓席側)が開き、左側に囃子方が座る。床は高くないので撮影は容易だが、来賓席の観覧を妨げないよう注意が必要。この日は雨上がりで見物人は30人前後、カメラマンは3人。神社に駐車場あり(数台)。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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