茂原・鯛ちょうちん
茂原・八坂神社の「鯛ちょうちん」を撮影。
【現地案内板の説明】
「茂原八坂神社は元禄2年(1689)当時の上総国長柄郡藻原(現在地)に建立され以来、治水、農業、警大払、火難の神として、天王様の通称で多くの人々の深い信仰を集めている。
祭礼時には神前に鯛を供えて五穀豊穣を祈願する習わしであったがいつの時代にか、この風習はなくなり、これに変わって経木で作られた鯛が奉納されるようになったと伝えられている。
その後、これに因んだ「鯛ちょうちん」が丸家において作られ、祭礼日に店頭に飾られ(る)ようになって以来、氏子はもとより多くの人々に親しまれてきたものである。
この伝統を守り続ける為に昭和45年通町一丁目青年部(育栄会)が茂原郷土民芸品として保存会を作り、この作成にあたっている。
なお、例年の祭礼には参拝者に進呈しており、八坂神社夏祭りには欠かすことの出来ないものとなっている。(鯛提灯保存会)」
【この日の進行スケジュール】
10:00~ 祭典
10:25~ 御霊入れ(神輿・曳太鼓)
10:30~ 参拝者に配布開始
14:00~ 神輿出立(子供)
17:00~ 輪投げ・金魚すくいなど
【メモ】
八坂神社の例祭で配布される「鯛ちょうちん」は、1年かけて手作業で準備される。松を薄く削いだ経木に、版木で鯛の絵柄を刷り、筆で赤く塗り、二つ折りにして尾を糊付けし、形を整えた後、厚紙と針金で作った燭台と組み合わせる。仕上げに、竹棒の先に針金で括りつけて完成。今年は700個を用意した。10時の祭典が始まるころには、鳥居の外まで参拝者の長い列。参拝者は、巫女の修祓を受けて鯛ちょうちんを1つずつ受け取る。玄関に吊るすと無病息災の御利益があると伝わる。
見学者はなく、カメラマンは数人。神社に駐車場なし(市役所Pを利用)。
色々教えて頂いた上、仕上げの作業を20個ほど体験させて頂いた年番総代さん、役員の皆さん、ありがとうございました。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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