柏・幻の若白毛囃子
柏市(旧昭南町)若白毛の八坂神社祭礼で奉納される若白毛囃子を撮影に行きましたが、すでに行事中断していました。
【現地案内板の説明】
「八坂神社本殿は、約七尺四方の総欅造りで、裏側にはお囃子の様子の彫刻があります。本殿の基礎石から明治九年(1876)の銘文がみられ、この当時の建立と思われます。若白毛囃子もこの時期に導入されたものと思われます。
若白毛囃子は、八坂神社の夏の例祭(七月二十三・二十四日)に奉納されます。以前は、地区内をみこしと山車が巡行していましたが、今は境内で奉納上演されます。お囃子は太鼓一名・小鼓二名・鉦一名・笛一名の五名で構成されます。舞いは、獅子舞でお浄めをしたあと、きつね・ひょっとこ・おかめ・大黒天などつぎつぎにこっけいな舞が上演されます。(昭南町教育委員会)」
【この日の進行スケジュール】
19:20~ 神事(神輿前)
19:30~ 神事(本殿前)
19:50ころ 例祭終了
【メモ】
若白毛囃子は、後継者難で廃れたが、10年ほど前に手賀西小の児童らが同好会を作り、手賀囃子の古老から伝習して復活。本殿左に設けた仮設舞台で夜7時半ころ~9時ころまで上演した。指導担当の先生が転勤し、4年ほど前から舞手がいなくなり、再び中断している。
現在は、地区の役員さん15人ほどが見守る中、飾り置いた神輿の前と本殿で静かに神事が行われる。話を伺った皆さんは、口々に「昔は賑やかな祭りだったんだけど…」と寂しそうだった。
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