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2016/06/04

千葉開府890年祭

千葉中央公園で行われた千葉開府890年祭のイベントに行ってきました。

20160604「千葉」の地名は、平安末期~鎌倉期にこの地を治めた千葉氏がルーツです。

大治元年(1126)、千葉常重が亥鼻(今の千葉市)に本拠を移し、その子常胤は、房総に逃れた源頼朝を助けて源平合戦を戦い抜き、鎌倉幕府の樹立に貢献しました。
千葉氏の武士団は、幕府の信頼が厚く、奥州征伐や元寇で活躍し、恩賞として東北や九州に領地を拡大しました。全国の領地には、常胤の6人の子(千葉六党)が遣わされ、武蔵千葉氏(東京)、会津相馬氏(福島)、亘理武石氏(宮城)、郡上東氏(岐阜)、小城千葉氏(佐賀)などを名乗りました。

鎌倉中期以降は度重なる内紛で一族が分裂。戦国期には小田原北条氏に付きますが、豊臣秀吉の小田原征伐(1590)で北条氏とともに滅亡しました。

今年は、常重が亥鼻に本拠を移してから890年の節目の年。千葉市が中心になり、開府祭や千葉氏サミット、まんが「千葉常胤公ものがたり」出版など、様々な企画でお祝いムードを盛り上げています。
今日のイベントでは、メインステージで太鼓パフォーマンス、市民参加によるチャンバラ大会、甲冑試着体験などが行われました。周辺には、十数店の屋台やキッチンカーが並ぶ「千葉氏カフェ」も出現。

認知度が低いのか、人出はそれほど多くなく、やや盛況さに欠けた感はありましたが、白熱したチャンバラ大会が面白かったです。
私的には、お目当ての「千葉氏どらやき」(虎屋さん謹製)と「千葉のつきと星」(成田米屋さんほか)を購入できたのでよかったです(「千葉開府890年巾着袋」(辻忠商店さん)は品切れで残念でした)。

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