ホキ美術館5周年記念展
妻と一緒に、千葉市緑区のホキ美術館で開催中の「3つの個性」展に行ってきました。
ホキ美術館は、世界でも珍しい写実絵画専門の美術館です。写実を超えて細密に描く技法で、収集家の保木将夫氏(保木メディカル元会長)のコレクションを中心に展示しています。
今回は開館5周年の企画展で、活躍中の五味文彦・大畑稔浩・島村信之の3氏をテーマにしています。
生命が宿る樹影や静物を描く五味氏、風景や自然を描く大畑氏、女性や生き物を追求する島村氏など、3人三様の個性あふれた作品が、新作を含めて展示されています。
どの作品も超細密で、写真と見間違うほどで驚きました。
個人的には構図と光の使い方が印象的な大畑氏の風景画に、撮影者としての共感を覚えました。他に、館所蔵のコレクションとして、女性をテーマにした森本草介氏の作品群が美しかったです。
美術館の建物は、作品鑑賞に集中できるよう配慮された素晴らしいものでした。外観は、一部が宙空に浮いた珍しい構造で、日本建築家協会の2011年度日本建築大賞、千葉市都市文化賞2011、千葉県都市文化賞優秀賞を受賞しています。
3つの個性展は、5月15日まで開催しています
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