モネ展
妻と一緒に、東京都美術館で開催中の「モネ展」に行ってきました。
クロード・モネ(1840-1926)は、印象派を代表するフランスの画家です。移りゆく光と色彩の変化を追求した色彩感あふれる作風が特徴で、「睡蓮」の絵はあまりにも有名です。
今回のモネ展は、パリのマルモッタン・モネ美術館が収蔵するコレクションの中から90点を展示しています。
展示は、画家の生涯をテーマごとに分けて紹介。10代後半のカリカチュア(戯画)を集めた「若き日のモネ」、生前は発表されることのなかった「家族の肖像」、円熟期の代表的な連作を展示した「睡蓮と花」、荒々しく抽象的なタッチの「最晩年の作品」と、年代ごとにモネの感性や意識が変化していく様子がよく分かりました。
有名な「睡蓮」は、ジヴェルニーの自宅の庭に作った池で睡蓮を描いた連作の1枚。水面に移った周囲の木々にモネのこだわりがよく表れています。モネは、庭に和風の太鼓橋を作り、晩年に「日本の橋」という作品を数点残しています。そう言えば、モネには「ラ・ジャポネーズ」(ボストン美術館蔵)という、妻カミーユの和装姿を描いた作品があり、相当の日本贔屓だったようです。
モネ展は、12月13日まで開催しています。
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