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2015/10/10

館山・たてやま村歌舞伎

館山市・南総文化ホールで行われた「たてやま村歌舞伎」を撮影。

20151010【現地配付資料の解説】
「館山の村歌舞伎は、中断はあるものの明治の時代から昭和三十四年まで続いていたことが分かっています。
藤原も古茂口も、地区の青年らにより、農村最大の娯楽として神社の境内に設けられた舞台で村歌舞伎が行われ、地域を結束させる大きな役割を果たしてきました。
両地区は、道具の貸し借り、役者の交流も行い、昭和三十年代中頃に村歌舞伎が途絶えても、毎年、歌舞伎会をして交流していました。
藤原・古茂口村歌舞伎は、平成十四年「南総里見まつりフォーラム」で四十年ぶりに復活上演を果たしました。これを見た多くの人達が藤原・古茂口という地域にとどまらず、活動地域を館山市全域・市外にも広げ、多くの方々と共に『藤原・古茂口の歌舞伎』を守り、育て、伝えていくことを目的に平成十五年に『たてやま村歌舞伎保存会』を設立しました。
平成十四年の復活をかわ切りに、藤原地区に残されていた歌舞伎の台本を使い、毎年一演目ずつ上演することを柱として、活動して参りました。
こどもの役者も育ち、皆様の前で『里見八犬伝』『白波五人男』などの演目を上演してきました。これからも、皆々様のご支援ご協力を賜りながら『藤原・古茂口村歌舞伎』継承のため歩んで参ります。」

【この日の進行スケジュール】
13:00~ 開演(来賓挨拶、口上)
13:30~ 三番叟
13:40~ 三人吉三~大川端庚申塚の場
14:10~ 休憩
14:40~ 白波五人男~稲瀬川勢揃いの場
15:00ころ 終了

【メモ】
第68回館山市文化祭参加の「たてやま村歌舞伎・秋天公演」。三番叟は、白浜乙浜地区に伝承した一人三番叟をアレンジした子供舞で幼稚園年少が熱演。三人吉三は同名の盗賊三人が出会う物語。定番の白波五人男は最後に可愛い捕り手の子供たちが5人をお縄にして幕。各演目とも、素人とは思えない演技で拍手喝采。保存会長さんは技量について謙遜していたが、いつか藤原・古茂口地区で小屋掛けして上演して欲しい。
観客は小ホールに100人前後、カメラマンは2人。この日は初めて千葉〜館山の高速バス南総里見号を利用。ホール前のバス停で乗降できてとても便利だった。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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