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2015/09/22

浜松・スズキ歴史館

浜松市郊外のスズキ本社に併設されたスズキ歴史館へ。

20150922a_2歴史館では、軽自動車大手・スズキの創業から現在までの歩みを展示しています。

もとは明治42年(1909)に鈴木式織機製作所としてスタートし、精密機械加工のノウハウを蓄積。戦後、自転車に補助エンジンを取り付けたバイクの製造を開始。その技術を生かし、昭和30年、初の軽四輪車スズライトで自動車製造に進出。
斬新なアイデアで、ビッグスクーターやアルト47万円、軽のトールワゴンなど時代のトレンドをリードする製品をヒットさせました。
今や、二輪ではホンダ、ヤマハに次ぐ国内3位、軽自動車ではダイハツに次ぐ国内2位の大メーカーです。

館内は、初期の自動織機の数々、初の原動機付自転車やスズライト各種のほか、現在に至るまでの二輪・四輪の実車がズラリと並んでいます。

20150922b新車の開発会議やデザイン室のシュミレート、ロボットアームの操作体験など、見る人を楽しませる工夫を凝らした展示で面白かったです。製造ラインの再現展示では、もの作りニッポンを支える自動車産業がよく理解できました。

スズキ車の所有経験はありませんが、社是(消費者の立場になって価値ある製品を作ろう、協力一致清新な会社を建設しよう、自己の向上につとめ常に意欲的に前進しよう)を地で行く真面目なメーカーだなあと感心しました。

今回の旅はこれで終わりです。帰りは浜名湖養魚漁協直営「丸浜」さんで鰻を堪能し、浜松IC→東名→首都高で4時間ほどかけて帰宅。旅の機材は(買い直した)RICHO GRでした。

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2015/09/21

浜松・うなぎパイファクトリー

浜名湖のお菓子といえば「うなぎパイ」。浜松市郊外の「うなぎパイファクトリー」で製造工程を見学しました。

20150921aメーカーの春華堂は、明治20年、甘納豆の露天売りで始めた和菓子屋さん。昭和36年、浜松らしい和菓子にこだわった先代が考案したのが、夜のお菓子・うなぎパイだそうです。

駐車場は観光バスや一般車で満車状態。受付で記念品(うなぎパイミニ)をもらい、自由見学コースへ。1Fで生地の圧延→焼き上げのラインをガラス越しに見て、2Fから検品→個包装→箱詰めを含めた全工程を俯瞰。
原材料のバターや砂糖は特注品で、うなぎの粉を練り込んだ生地づくり、毎日の温湿度による焼き加減の調整など、大切な工程は今もベテラン職人の手作業で驚きました。

20150921b見学後、2FのUNAGI PIE CAFE(うなぎパイ・カフェ)でひと休み。とてもおしゃれな空間で、限定創作スイーツが楽しめます。静岡・愛知限定販売のうなぎパイV.S.O.Pを使った紅茶パフェセットを注文(写真)。
今年の春、東京・表参道にUNAGI PIE CAFE TOKYO at BAKERYCAFE426が期間限定オープンした時の人気メニューでしたから、知っている人も多いかも知れません。

見学コースの最後は売店でのお買い物。春華堂の和菓子がたくさん並んでいますが、選ぶのはやっぱりうなぎパイ。ちなみに、「夜のお菓子」は、夜の家族団欒のひと時に召し上がっていただきたいという意味だそうです。

次は、もの作りニッポンの現場を見に行きます。

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2015/09/20

浜松・浜松城

秋の連休を利用して、妻と浜松に行ってきました。

首都高→東名と走りますが、いつもの大和トンネル手前で大渋滞。一般道へ回避して東名に戻りましたが、浜松着は大幅遅れ。まずは最初の目的地、浜松城へ向かいます。

20150920a浜松城は、戦国期、徳川家康が駿府に本拠を移す前、29歳から45歳までを過ごした城です。遠州攻略の拠点で、武田信玄に惨敗した三方ケ原の合戦(1572)など、若き家康が戦国大名としての力を養いました。

その後は譜代の家臣が5万石前後で入城し、幕府の要職に就いたので、「出世城」と呼ばれています。中でも、天保の改革で知られる老中・水野忠邦(唐津藩主→浜松藩主へ)が有名です。

天守閣は、昭和33年に復元された3層櫓のコンクリート製。天守門は平成26年の復元です。「野面(のづら)積み」の石垣が戦国期の特徴をよく伝えています。

天守内部は1~2階が歴史資料展示、3階が展望階で、天守台の地下には籠城用の井戸が残っていました。

20150920bこの日は、家康公四百年祭の特別企画「蘇る!若き日の家康公展」が開催中。磯田道史教授(静岡文化芸術大)の時代考証と、特殊メイクで世界的に知られるJIRO氏(自由廊代表)のコラボで、采配を振る浜松時代の若き家康が活き活きと蘇りました。

本丸広場では、ご当地ゆるキャラ「出世大名家康くん」が観光客と記念撮影中。うなぎのちょんまげ、羽織にはミカンの紋、袴は鍵盤柄で祭人の燃える血を表す赤い具足姿です。ゆるキャラグランプリ2013では2位に輝いた実力派であなどれません(千葉県民の私としては、あくまでチーバくん派ですが)。

次は、浜名湖のお菓子といえば…あれです。

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2015/09/13

君津・六手の神楽ばやし

君津市の六手八幡神社例大祭で奉納された「六手の神楽ばやし」を撮影。

20150913【現地案内板の説明】
「社殿によれば、八幡神社は当地方に八幡信仰が伝播したと思われる鎌倉時代に、鎌倉の鶴岡八幡宮の分社として創建され、江戸時代までは鶴舞八幡宮と称していたといわれる。
現在伝承されている神楽ばやしは、江戸時代中葉の安永年間ころからのものと伝えられ、毎年四月一五日の春祭、九月十五日の秋祭、あるいは地域の文化祭などで奉納される。
構成は、大太鼓一人、小太鼓二~四人、笛数人、すり鉦一人から成り、曲目は祭りの盛況を表現する賑やかな『新ばやし』に始まり、『宮昇殿』『神田丸』と続き、山車の引きまわし時には、道中ばやしの一つである『馬鹿ばやし』が演じられる。
このはやしの伝播については、詳細は明らかではない。江戸時代に『神田ばやし』の系統が上総地方に伝わり、当地に流布したものと思われる。
近年、郷土芸能の後継者養成については、さまざまな問題がクローズアップされているが、当地区においては、熱心な指導者によって青少年を対象に育成をはかっており、地域ぐるみの伝承活動が行われている。」

【この日の進行スケジュール】
10:20~ 神楽ばやし
新ばやし→宮昇殿→神田丸→ばかばやし→新ばやし
小学生の太鼓披露
10:50ころ 終了

【メモ】
神社の秋祭(旧行9/15、現在はその近くの土曜か日曜)と宵宮で奉納。この日は、空模様が怪しく予定を10分早めて開始。保存会(大人)が笛・大太鼓・鉦を、小中高生による「青葉会」の子供たちが小太鼓を主に担当。曲が進むにつれ雨が強まり、新ばやしと宮昇殿は外で、神田丸は拝殿前で、ばかばやしは拝殿内で演奏する展開に。かつては獅子神楽もあったらしい(現在は廃絶)。神楽ばやしも、屋台(トラック)でムラ廻りをしていたが、昨年から人手不足で神社での奉納のみとなっている。
見物人は地元の皆さんが十数名、カメラマンは3人。神社に駐車場数台あり。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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