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2014/12/28

成田・新勝寺の納め不動

成田山新勝寺で行われた「納め不動」(納め札お焚き上げ柴灯大護摩供)を撮影。

20141228関東三大不動の一つ、成田山新勝寺では、毎年12月28日に納め札お焚き上げ柴灯大護摩供が行われます。

この日は一年で最後の縁日なので「納め不動」と呼ばれ、人々が一年間お不動さまの分身として祀った古い護摩札を持ち寄り、一年の加護に感謝を込めて大護摩の炎の中に返します。

真言密教の作法で、斧の作法(護摩壇を作る所作をする)、法弓の作法(四方を弓矢で浄める)、宝剣の作法(剣で天地の悪魔を払う)、洒水(祭壇や参詣者を清める)の儀が行われ、「のうまく さんまんだ ばさらだん せんだん まかろしゃだや…」と唱えながら、大小の護摩札を焚き上げます。

平成23年からは、東日本大震災で被災した岩手・陸前高田市の高田松原の松で作った護摩木も焚き上げて(上の写真)、犠牲者の供養と被災地の復興を祈っています。

【この日の進行スケジュール】
10:20~ 導師・山伏の入場
斧の作法→法弓の作法→宝剣の作法→洒水の儀→点火→大護摩供
11:50ころ 終了

【メモ】
この日の成田は最高気温6度。朝9時30分に現地に入ると、いいポジションはカメラマンで埋まっていた。忌み竹と注連縄で六角形に区切られた結界は、正面奥に祭壇、中央に護摩壇、その手前に導師が座る。護摩壇の右側に山伏(と古い護摩札の山)、左手前には説明者のマイクと太鼓。今回は護摩壇の右側から撮影したが、左右それぞれからでなければ撮れないカットがあるので悩ましい。

終了後、祭壇の供物と注連縄が参詣者に分けられた。見物人は信者さんや観光客が多数。何重にも人垣ができ、途中で撮影場所の移動は困難(脚立も無理)。カメラマンも数え切れず、マスコミや広報も多数。駐車場は近隣の有料Pを利用。来年もリベンジかな。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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2014/12/23

撮影機材の点検

祭事が少ない師走のこの時期は、例年、撮影機材をメンテナンスに出しています。

20141223今年も、銀座ニコンSCにD300×2とDfを持ち込み、ローパスフィルタ(LPF)の清掃と点検を依頼しました。所要時間は3台で2時間ほどです。

D300は、初投入(2008年9月の「安房やわたんまち」)から7年目に入りました。雨風や猛暑の中で酷使していますが、当時のAPS-Cフラッグシップ機として造られただけあって、その頑丈さには驚きます。Dfは、投入してほぼ1年。こちらは、単焦点と組み合わせてまったりと撮影中。新発売の20mmf1.8Gが品薄で入手難が続いているのが悩ましいところです。

今回は妻と娘が一緒だったので、待ち時間は銀座をぶらぶら。今、銀座は再開発によるビルの建て替えラッシュです。私的には、お気に入りの店が入ったビルがいくつかなくなってしまい、ちょっと残念な感じに…。

写真は、銀座ミキモトのXmasツリーです(GRで撮影)。37年間続いたツリーも、本店建て替え工事のため今年で最後。大勢の人が名残りを惜しんでいました。

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2014/12/14

長南・芝原人形

長南町に伝わる伝統民芸品「芝原人形」を見に行ってきました。

20141214【現地案内板の説明】
「長南町芝原の田中家三代にわたり明治初期より製作された芝原人形は、県の文化財に指定された全国有数の土人形です。
芝原人形は、江戸時代より作られている浅草今戸人形の流れを汲み、振るとカラカラと音がすることから石ころ雛と言われ、この長生地方の初節句には必ず、お雛様として飾られたものです。
現在は、千葉惣次氏が四代目として継承し芝原人形を製作しています。」

芝原人形は、一時途絶えましたが、千葉さんが復元して製作を続けています。粘土を型で抜く→乾燥→素焼き→胡粉をかけ→泥絵具で彩色して完成です(制作用具(県文化財)は長南町郷土資料館に展示されています)。

千葉さんは、毎年3月と12月に作品展を開いています。今回は、縁起物を集めた「縁起物展」。干支(えと)や七福神など小さな芝原人形たち約300点が工房「草の子窯」で展示されています(即売もあり)。

芝原人形「縁起物展」は、12/12(金)~21(日)まで開催中です。

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2014/12/07

栄・安食の酉市

栄町安食の大鷲神社で行われた酉市。今年は魂生さまの町内巡行が行われたので、昨年に引き続き撮影。

20141207魂生(こんせい)大明神は、大鷲神社の境内社で、子授け、安産、夫婦和合に霊験があります。
願をかける人は、他人が奉納した「小さな男根」を借り受け、大願成就の暁には、借り受けたものと新たに作ったもの計2体を感謝を込めて奉納する習わしです。

かつては、子孫繁栄を願って、ムラの女性たちが木製の「御神体」を担ぎ、酉市で賑わう町内を練り歩きました。
時代の流れで、御神体の渡御は永く途絶えていましたが、今年は17年ぶりに女性たちによる御神体の町内巡行が実現。榊と巫女の先導で、紅白幕の台車に鎮座した御神体を女性たちが曳き廻しました。

【この日の進行スケジュール】
10:10~ 魂生大明神の曳き廻し(さわやか通り)
11:30ころ 曳き廻し終了

【メモ】
魂生大明神の曳き廻しは、交通量の多い旧街道を避け、さわやか通りの大鷲神社入口~安食小付近300mほどを一往復。外見からは紅白幕に囲まれて台車の中が見えず、魂生さまの曳き廻しと気付かなかった人も多かった様子。神事の復活というより「いっさいがっさいフェステバル」のイベントとしての位置づけと思われる。駐車場は栄町役場の隣に臨時Pあり。
※本宅サイト「ぐるり房総」>「房総の祭り」>「210.安食の酉市」に写真追加。

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