成田・新勝寺の納め不動
成田山新勝寺で行われた「納め不動」(納め札お焚き上げ柴灯大護摩供)を撮影。
関東三大不動の一つ、成田山新勝寺では、毎年12月28日に納め札お焚き上げ柴灯大護摩供が行われます。
この日は一年で最後の縁日なので「納め不動」と呼ばれ、人々が一年間お不動さまの分身として祀った古い護摩札を持ち寄り、一年の加護に感謝を込めて大護摩の炎の中に返します。
真言密教の作法で、斧の作法(護摩壇を作る所作をする)、法弓の作法(四方を弓矢で浄める)、宝剣の作法(剣で天地の悪魔を払う)、洒水(祭壇や参詣者を清める)の儀が行われ、「のうまく さんまんだ ばさらだん せんだん まかろしゃだや…」と唱えながら、大小の護摩札を焚き上げます。
平成23年からは、東日本大震災で被災した岩手・陸前高田市の高田松原の松で作った護摩木も焚き上げて(上の写真)、犠牲者の供養と被災地の復興を祈っています。
【この日の進行スケジュール】
10:20~ 導師・山伏の入場
斧の作法→法弓の作法→宝剣の作法→洒水の儀→点火→大護摩供
11:50ころ 終了
【メモ】
この日の成田は最高気温6度。朝9時30分に現地に入ると、いいポジションはカメラマンで埋まっていた。忌み竹と注連縄で六角形に区切られた結界は、正面奥に祭壇、中央に護摩壇、その手前に導師が座る。護摩壇の右側に山伏(と古い護摩札の山)、左手前には説明者のマイクと太鼓。今回は護摩壇の右側から撮影したが、左右それぞれからでなければ撮れないカットがあるので悩ましい。
終了後、祭壇の供物と注連縄が参詣者に分けられた。見物人は信者さんや観光客が多数。何重にも人垣ができ、途中で撮影場所の移動は困難(脚立も無理)。カメラマンも数え切れず、マスコミや広報も多数。駐車場は近隣の有料Pを利用。来年もリベンジかな。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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