流山・赤城神社大しめ縄行事
流山市の赤城神社で行われた大しめ縄行事を撮影。
【現地案内板の説明】
「しめ縄は、神前や神聖な区域に懸け渡して内外を分け、不浄をさえぎるものである。赤城神社の大しめ縄は、十月十九日、二十日(現在は第三土・日曜日)の祭礼に先立ち、神社の清掃や祝祭などが行われる十月十日(この日を宮薙という。)に氏子たちが力をあわせて作る。
稲ワラを打ち、縄をないで出来上がった大しめ縄は、長さ約十m、太さ約一.五m、重量約七〇〇kgあり、近郊では屈指の大きさを誇る。
赤城神社には、上州(群馬県)の赤城山の土あるいはお札が流れ着いたという伝説があり、「流山」という地名の由来とも言われている。
大しめ縄は、現在では祭礼の後も取り除かれずに、一年の間人々を見守っている。」
【この日の進行スケジュール】
8:00~ 大しめ縄作り開始
13:30 吊り上げ
15:00ころ 終了
【メモ】
二百年ほど前から続く、赤城神社例大祭の準備行事(市無形民俗文化財)。今年の制作担当は5・6・8丁目(7丁目は年番)。各町とも男衆(大しめ縄・吊り縄)と女衆(鳥居・板碑用のしめ縄)に分かれて作業開始。昼休憩なしで一気に作り上げる。大しめ縄は、長さ5.5mの青竹を割って背合わせにして芯とし、稲藁(新川地区の農家から調達)で包み、表面を縄できつく絞め上げ、太綱を作る。これを3本積み重ね、立木に縛り付けて固定し、全員で力を合わせて撚り合わせ、大しめ縄に仕立てる。チェーン滑車で巻き上げ、落ちないようにワイヤーで固定し、飾りの吊り縄を巻いて終了。かつては露天の丸太組みに固定し、例大祭が終わると撤去した。昭和47年から一年中吊すようになった(現在の屋根付き専用建屋は昭和58年に完成)。古い大しめ縄は、上の作業と並行して降ろされ、分断されて市の焼却場で処分される。見物人は地区外の人も多数、カメラマンは10人ほど。神社に駐車場なし。
忙しい中、詳しく教えて頂いた神社総代さん、神社委員会役員の皆さん、ありがとうございました。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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