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2014/10/19

市原・鶴峯八幡の神楽

市原市中高根の鶴峯八幡宮秋祭で奉納された十二座神楽を撮影。

20141019【現地配布資料の説明】
「鶴峯八幡宮は、鎌倉時代の建治3年(1277年)に豊前の宇佐八幡宮から勧請したと伝えられている。
ご祭神は、誉田別命(ホンダワケノミコト)と息長足姫命(オキナガタラシヒメノミコト)、そして玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)の三柱である。関東地方においては、鎌倉の鶴岡八幡宮、館山の鶴谷八幡宮と共に関東の三鶴と称されてきた。
この神社に伝わる十二座の里神楽は、鎌倉の八幡宮より伝えられたとされ、この神楽に使われるお囃子を別名「鎌倉ばやし」と呼び、神楽の十二座というのは、物語が12曲あるという意味である。
また、お囃子の楽器は、胴長太鼓、鼓、横笛、鉦(ショウ)である。お囃子の種類は、オヒャラドンコ、アガリハ(上り端)、サガリハ(下り端)、ソソリ(聳り)、ミコ(巫女)、サルタ(猿田)、カマクラ(鎌倉)、オカザキ(岡崎)、コンコンの九つ、時にはこれらが組み合わされて演奏される。
鶴峯八幡宮の神楽は、昭和39年4月28日千葉県無形文化財に指定された。」

【この日の進行スケジュール】
11:00~ 神事(秋祭)
12:30~ 十二座神楽奉納
猿田彦→月日の巫女(振鈴と幣束)→浦島→月日の巫女(振鈴と白扇)→三韓→老人→恵比寿→稲荷様→太刀の神子→副巫女→八幡様→湯立戸隠→山の神(餅投げ)
17:30ころ 終了

【メモ】
一座も省略することなくテンポよく約4時間半で演じる。鎌倉伝来で、八幡では鬼が拝殿の屋根から登場したり、湯立戸隠では鍾馗が巫女を肩車する。房総に多く見られる下総神楽や上総神楽と異なる演目が興味深い。今年は県の文化財指定50周年を記念して古参メンバーの表彰式や特別編纂の解説資料が配られた。
神楽殿は床がさほど高くないので撮影は容易(ただし、舞台の左側(拝殿側)は来賓の邪魔になるので撮影不可)。見物人は100人前後で、カメラマンは市広報さんを含め十数人。神社に駐車場あり。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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2014/10/12

流山・赤城神社大しめ縄行事

流山市の赤城神社で行われた大しめ縄行事を撮影。

20141012【現地案内板の説明】
「しめ縄は、神前や神聖な区域に懸け渡して内外を分け、不浄をさえぎるものである。赤城神社の大しめ縄は、十月十九日、二十日(現在は第三土・日曜日)の祭礼に先立ち、神社の清掃や祝祭などが行われる十月十日(この日を宮薙という。)に氏子たちが力をあわせて作る。
稲ワラを打ち、縄をないで出来上がった大しめ縄は、長さ約十m、太さ約一.五m、重量約七〇〇kgあり、近郊では屈指の大きさを誇る。
赤城神社には、上州(群馬県)の赤城山の土あるいはお札が流れ着いたという伝説があり、「流山」という地名の由来とも言われている。
大しめ縄は、現在では祭礼の後も取り除かれずに、一年の間人々を見守っている。」

【この日の進行スケジュール】
8:00~ 大しめ縄作り開始
13:30 吊り上げ
15:00ころ 終了

【メモ】
二百年ほど前から続く、赤城神社例大祭の準備行事(市無形民俗文化財)。今年の制作担当は5・6・8丁目(7丁目は年番)。各町とも男衆(大しめ縄・吊り縄)と女衆(鳥居・板碑用のしめ縄)に分かれて作業開始。昼休憩なしで一気に作り上げる。大しめ縄は、長さ5.5mの青竹を割って背合わせにして芯とし、稲藁(新川地区の農家から調達)で包み、表面を縄できつく絞め上げ、太綱を作る。これを3本積み重ね、立木に縛り付けて固定し、全員で力を合わせて撚り合わせ、大しめ縄に仕立てる。チェーン滑車で巻き上げ、落ちないようにワイヤーで固定し、飾りの吊り縄を巻いて終了。かつては露天の丸太組みに固定し、例大祭が終わると撤去した。昭和47年から一年中吊すようになった(現在の屋根付き専用建屋は昭和58年に完成)。古い大しめ縄は、上の作業と並行して降ろされ、分断されて市の焼却場で処分される。見物人は地区外の人も多数、カメラマンは10人ほど。神社に駐車場なし。
忙しい中、詳しく教えて頂いた神社総代さん、神社委員会役員の皆さん、ありがとうございました。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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