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2014/09/14

いすみ・弥正と国府台の神楽囃子

いすみ市の国吉神社で奉納された弥正神楽囃子と国府台神楽囃子を撮影。

20140914国吉神社は、明治40年(1907)、旧郷内(苅谷・弥正・国府台・深谷・今関・島・楽町・万木)の24社を統合した郷社です。
秋季大祭では、神輿渡御の前に、約400年前から伝わる弥正地区と国府台地区の神楽囃子が奉納されています。

弥正神楽囃子は、下総木下から八坂神社を勧請した際に伝えられたとも、万喜城主土岐氏が美濃から伝えたとも云われています。
獅子舞(舞かがり、御べん、鈴または剣、ほら入り、おこり)とお囃子(馬鹿囃子、新馬鹿囃子、道中囃子、宮さがし囃子、宮もどり囃子、剣囃子、かぞえ唄、大漁、神田、鎌倉、昇殿)が伝わっています。
五穀豊穣を願い、産土様の八坂神社天王祭(毎年7月7日)で奉納されています。

国府台神楽囃子は、土岐氏の家臣で国府台の領主加治五郎兵衛有久が村人に伝えたとされています。
獅子舞(四方舞、二の舞、音便(御幣の舞)、鈴の舞、剣の舞、怒り、玉取り、牛かぐら)とお囃子(馬鹿囃子、新馬鹿囃子、神田丸、鎌倉、昇殿、大間、宮下りなど)が伝わっています。
産土様の五柱神社氏子に受け継がれ、神社祭礼(毎年3月と9月の20日)で奉納されています。

両地区とも、保存会の皆さんが伝統を継承しています(市無形民俗文化財)。

【この日の進行スケジュール】
9:30~ 神事(拝殿)
10:00~ 子供囃子(国府台)
10:15~ 獅子神楽奉納
国府台(子供)→国府台(大人)→弥正
11:00ころ 終了

【メモ】
国吉神社秋季大祭は、毎年9月敬老の日の土日いずれかに催行。当日は9:15ころに各地区の神楽櫃がお囃子を奏でながら国吉神社に練り込む。国府台の獅子舞は、中小学生ペアも見事な舞を披露(上の写真)。地区の子どもたちが大勢参加していて頼もしい。終了後、神輿とお囃子はムラ廻りへ。国府台→万木→楽町→今関→弥正→苅谷と廻り、22時ころ宮入り。
見物人は地区の皆さんが数十人、カメラマンは6人。神社横に臨時駐車場あり(隣の出雲神社)。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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