千葉・妙見大祭(だらだら祭り)
千葉神社で行われた「妙見大祭」(だらだら祭り)の初日を撮影。
千葉神社は、大治元年(1126)、千葉常重が亥鼻に居館を築いた時、信仰する妙見菩薩(妙見様)を北斗山金剛授寺に奉安し、明治に千葉神社と改称して北斗妙見に通ずる天御中主命を祀っています。
妙見大祭は、大治2年(1127年)旧暦7月16日~22日、妙見様を鳳輦に移し亥鼻城に招いて祭礼を執り行ったのが起源です。江戸期は、大鉾と五尺の大太鼓が神輿を先導し、御舟(千葉舟と結城舟)、人形山車や踊り屋台が供奉する盛大な行列でした。20日には寒川で御浜下りが行われ、「妙見様が海に入らないと漁にならない」と云われました。
明治中期に祭礼日を8/16~22と改めました。戦時中も神事は途切れることなく行われ、今年で祭歴は888回です。猿田彦、御旗鉾と大太鼓が神輿を先導し、二段打ちで叩く大太鼓の音が「だらん、だらん」と聞こえるので「だらだら祭り」とも呼ばれています。
【この日の進行スケジュール】
10:00~ 祭典(1F金剛殿)
11:20~ 御鉾旗奉納祈願祭
12:15~ 神輿発御勇め
12:30~ 宮出し
千葉神社→香取神社(神事執行)→町内巡行→御仮屋(市場町)
17:30~ 巫女舞奉納など(2F北斗殿)
19:00~ 御仮屋
【メモ】
初日は宮出し(御霊遷しは8/15夜)。宮出しでは、神輿が正門でなく脇門から町に出る。まず小さな香取神社に立ち寄り、奉幣祭の後、初めて屋根に鳳凰を取り付ける。もともと香取神社の領域に後から千葉神社ができたので、香取神社に敬意を表する古いしきたりとのこと。町境では神輿受渡しが行われ、各町氏子が自町内を担ぐ。市場町の御仮屋で六日間駐泊するが、8/22の宮入りまで特に行事はなし。
見物人は多数でカメラマンは十数人。神社に駐車場なし(JR千葉駅から徒歩10分)。
この日の機材はDf+単焦点。シャッターチャンスが目まぐるしく変わる祭事はレンズ交換の暇がなく、単焦点だと撮りにくい。ズームでなく自分が動いて画角を調整するのは久々の感覚で楽しかった。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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