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2014/04/27

飯高壇林新緑祭コンサート

匝瑳市・飯高壇林で行われた新緑祭コンサートに妻と出かけました。

20140427飯高壇林は、戦国末期~江戸期に日蓮宗の学問所があった所で、立正大学の発祥の地です。

新緑の時期に行われる新緑祭コンサートも、今年で8回目。
今回は、馬頭琴(モンゴル遊牧民の伝統弦楽器)の奏者・美炎(みほ)さんを招いて行われました。

曲は「天上の風」「スーホの白い馬」「木曽節」「龍は嵐を呼んで天に昇る」など、モンゴル民謡やオリジナル曲が旧講堂(国重文)と森に響きわたり、とても心地いいコンサートでした。
モンゴルの遊牧民が愛する澄んだ音色は、自然の中で聴くのが一番しっくりくるのかも知れません。

この後、近くの妙福寺(前壇林)の藤、「おせん様の藤まつり」で知られる木積の龍頭寺の藤を見て帰路につきました。
美しい音色と花の香りに満たされて、しばし日々の喧騒から解放された休日となりました。

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2014/04/20

印西・中根八幡神社の獅子舞

印西市(旧本埜村)中根の八幡神社で奉納された羯鼓舞を撮影。

20140420【現地案内板の説明】
「八幡神社の獅子舞の起源は、一説によると、後醍醐天皇の南北朝時代、落ち武者が中根辺田前地区に居住の地を求め、獅子の作法全般を伝授したことによると伝えられます。後に、「悪魔退散、「家内安全」、「五穀豊穣」を祈願する春祈祷として定着し、毎年春の種まき時期に、舞を地元の八幡神社と鳥見神社に奉納するようになりました。

現在は、毎年4月第三日曜日に奉納の行事が行われ、頭髪に麻や鳥の羽を使った獅子(鹿)の面をかぶったおやじ(親父)、かか(母)、せな(若者)の三人の踊り手が、笛の音に合わせて腹に抱えた小太鼓を打ちながら力強く踊って、稲の籾蒔きの終わりを祝い、豊穣を祈ります。」

【この日の進行スケジュール】
13:00~ 獅子舞奉納
東漸寺→八幡神社→鳥見神社→東漸寺
18:00ころ 終了

【メモ】
朝10時前に現地入り。辺田前コミュニティセンターでは最後の練習中(衣装なし)。獅子は、かか(母)・せな(息子)・おやじ(親父)の三匹が腹に付けた太鼓を叩きながら舞う。舞は1か所あたり十種類(本舞7、役舞3)で50分。各神社へは囃子ながら徒歩で移動。八幡神社では法螺貝が迎え、神事後に舞って最後に全員で祈祷。鳥見神社では舞った後に神事と直会。見物人は地元の皆さんほか生涯学習2グループで50人以上、カメラマンはケーブルTVなど10人と盛況。各神社に駐車場なし。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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2014/04/13

匝瑳・松山神社神楽

匝瑳市(旧八日市場)の松山神社で奉納された十二座神楽を撮影。

20140413【現地案内板の説明】
「当社に伝わる神楽は、里神楽の一種で下総十二神楽と呼ばれているものである。
十二神楽は十二座の舞で構成されていることからその呼び名がつけられている。
本神楽は、神話の中にでてくる尊を登場させたり、民間に伝わる神々などをも登場させるなど非常にこっけいな部分が多く親しみやすい。
毎年四月十三日に演じられ、起源は江戸時代と考えられている。」

【この日の進行スケジュール】
12:30~ 練り行列(共同館~神社へ)
13:00~ 神楽奉納
天狗→鈿女命→三宝荒神→八幡様→榊葉→田乃神→種蒔→食保乃神→恵比寿→春日大明神→乙女→〆切
16:00ころ 終了

【メモ】
建て替えた神楽殿は社務所と舞台の一体型。正面のみが開き、観覧席(椅子)が置かれる。右袖は囃子方、左側は社務所の受付で左右どちらからも撮りにくくて悩ましい。床は低いが視線を少し上げるため2段の脚立を使用。社務所には校外学習の地元小学生が入り、熱心に見学していた。資料では素面の「春日大明神」は、現在は面を付けて演じていた。見物人は地元の皆さんが多数、カメラマンは市広報さんなど8人。駐車場は神社隣の小学校校庭が開放される。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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2014/04/06

香取・山倉大神白川流十二座神楽

香取市(旧山田町)山倉の山倉大神で奉納された十二座神楽を撮影。

20140406b【現地案内板の説明】
「山倉大神の神楽の始まりは定かではありませんが、明治の中期から村をあげて天下太平、万民法楽、五穀豊穣を願って白川流十二座神楽を奉納し、現在に至っています。
現在演じられている舞の原型を確立させ指導されたのは、故菅谷新之助氏であります。
昭和四十二年に保存会が発足し後継者に受け継がれています。
長いあいだ四月三日に奉納されていましたが、今は四月の第一日曜日に奉納しています。
演目は次のとおりであります。
一 猿田彦、二 稚児(幣束)舞、三 天鈿女之命、四 手力男之命、五 八幡、六 三宝荒神、七 稚児(扇)舞、八 恵比寿・火男、九 田神(稲荷)、十 保食之命、十一 種播、十二 〆切(須佐男之尊)

神楽、白川流については第六十五代花山天皇の王子・清仁親王の王子延信王が、上祇伯(大宝令に制定された上祇の祭祀を司り、諸国の官社を総管した神祇官の長官)に任じられ、明治維新までその後胤が世襲してきた白川家に伝わる神道の流れと考えられます。
大正十年三月三十日発行の香取郡誌によりますと、大正二年に白川家の末裔白川子爵が参詣し、枯れた龍燈松の側に小株を手植えしたと書かれています。」

【この日の進行スケジュール】
12:30~ 神楽奉納
猿田彦→乙女→稚児(幣束)舞→天鈿女之命→手力男之命→八幡→稚児(扇)舞→恵比寿・火男→田神(稲荷)→保食之命→種播→〆切(須佐男之尊)
15:30ころ 終了

【メモ】
多田→山倉15kmを30分で移動。天気が崩れる予報で30分早めてのスタート。もとは「乙女」と「榊葉」の演目を加えた十二座で構成。神楽殿は正面に観覧席(ベンチ)が置かれるが、左右が開いているので撮影は容易。床が高く、左右に稚児が座るので脚立は3段を推奨。恵比寿で鯛を投げ、稚児が菓子を撒き、最後に餅を撒く。最後の〆切で冷たい土砂降りの雨。見物人は地元の皆さんが多数、カメラマンは6人。神社に駐車場あり。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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香取・多田の獅子舞

香取市多田の妙見神社で奉納された三匹獅子舞を撮影。

20140406a五穀豊穣と無病息災を願い、雌獅子・中獅子・雄獅子の三匹と道化の猿が舞います。

香取市(旧佐原地区)では数少ない三匹獅子舞の一つで、香取神宮所蔵の絵巻物に永正年間(1504~1520)の記録が残っています。平成2年ころまでは、鎮守・妙見神社の例祭(毎年1月22日)に荒筵を敷いて「四方舞」を奉納し、受番宅で「おかざき舞」を舞っていました。
現在は、十二年に一度の香取神宮式年神幸祭で供奉芸能として演じられています。

【この日の進行スケジュール】
10:00~ 獅子舞奉納 
四方舞(雌獅子・中獅子・雄獅子)→おかざき舞→乱舞
10:45ころ 終了

【メモ】
今年は香取神宮の式年神幸祭の年に当たり、十二年ぶりに「春祈祷」(おあそび)として鎮守での奉納舞が復活。ヤド(青年館)から行列で神社に練り込み、本殿を一周した後、奉納舞。多田の獅子舞保存会の皆さんによる砂切、道笛~四方舞(雌獅子・中獅子・雄獅子)、おかざき舞~乱舞、終い砂切が披露された。地区のお年寄りがみな笑顔で懐かしそうに見物していた。カメラマンは5人。神社に駐車場なし。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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2014/04/05

香取・与倉の神楽

香取市与倉の鹿島神社で奉納された獅子神楽を撮影。

20140405江戸期から続く伊勢系の獅子神楽で、厄除けと五穀豊穣を願い、毎年4月第一土曜日、与倉地区の鎮守・鹿島神社で奉納されます。

当日は、お遊びと称してヤドで宴が開かれ、夕方ころ鹿島神社と三峯神社に神楽を奉納します。
演目は「馬鹿囃子」「砂切」「布舞」「幣束舞」「鈴舞」「猫じゃ」で、鈴舞では「泰平楽世と~」と謡いが入ります。

戦前から絶えることなく続く伝統行事で、現在は与倉郷土芸能保存会の皆さんが継承しています。
囃子方は、佐原の山車にも乗演している「与倉芸座連」の皆さんです。

【この日の進行スケジュール】
16:30~ 神楽奉納(鹿島神社)
馬鹿囃子→砂切→布舞→幣束舞→鈴舞(泰平楽)→猫じゃ→終い砂切
17:00ころ 終了

【メモ】
今年から催行日が4月第一日曜日から土曜日に変更。囃子方を乗せた軽トラが到着すると、子供たちが太鼓を担ぎ、馬鹿囃子で神社に練り込む。獅子が社殿を一回りし、奉納舞。今年塗り直した獅子頭は鮮やかできれいな雌獅子が復活。「猫じゃ」は笛手やカメラマンに体を擦り付ける仕草がユニーク。最後に胴布に子供たちが入り、健やかな成長を祈願する。鹿島神社で奉納後、三峯神社へ軽トラで移動。見物人は数人、カメラマンは2人。神社に駐車場なし。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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