香取・大戸のお花祭り1
香取市(旧佐原)大戸の大戸神社で行われたお花祭りを撮影。
お花祭りは、五穀豊穣の予祝神事と年占いの神事です。
旧行は1月14~16日の三日間で、初日に「米洗い神事」と「粉搗き神事」が、二日目に「お花搗き神事」が、最終日に「お花祭りとオビシャ」が行われていました。
現在は、「米洗い神事」「粉搗き神事」は省略され、1月第二土曜日に「お花搗き神事」が、翌日曜日に「お花祭りとオビシャ」が行われています。
初日の「お花搗き神事」では、米粉から「お花餅」(梅花を象った小さな餅)を作ります。お花搗き役(腰に注連縄をつけ鉢巻姿の御釜前役と男児たち)が、湧水で清水を汲み、釜で米粉を蒸し、臼で米粉の餅をつきます。つきあがると、神職らが小さな梅花の形に整えて、神前に供えます。同じ臼では「おかけ餅」(普通の丸餅で悪病除けとされる)も作り、こちらは参詣者に分けられます。
最後に御釜前役の祝い宴が催され、お花搗き役の男児たちが参列者に釜の炭(悪病除け)をつけて回ります。
【この日の進行スケジュール】
9:00~ 拝殿神事(お花搗き役)
水汲み→餅搗き→お花餅作り→おかけ餅搗き
14:00~ 御釜前役の祝い膳→墨付け
14:30ころ 終了
【メモ】
初日の「お花搗き」を見学。かつてはお笑講(お祓講)の女性たちが、粉搗き唄を歌いながら神饌田で採れた米を搗き、石臼で挽いて米粉にし、杵納めの儀式をして、粉納め唄とともに米粉を引き継いだ。平成25年からは市販の米粉を使用。お花搗き役は3年交代で、今年は御釜前役5年目のベテランと小学4年~中学2年の男児5人。お花餅は神職と役員が手分けして450個ほど作る。作業が終わると御釜前役の祝い膳(直会)が始まり、最後に男児たちが大根に釜炭(今は墨汁を代用)をつけ、参列者の顔に塗り、悪病除けとする。
この日は明日の準備作業なので見学者はなく、カメラマンは2人。神社前に駐車スペースあり。
明日は「お花祭りとオビシャ」を見学予定。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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