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2013/12/23

撮影機材の点検

例年、房総の祭事が少なくなる12月は,翌年の撮影計画を立てたり、撮影機材を点検に出しています。

20131223今日は,妻と銀座に出かけたので,ニコン銀座SCでD300のローパスフィルタ(LPF)清掃と点検を依頼しました。
銀座SCは,丁寧な対応と適確なアドバイスで信頼しています。比較的空いていたからか、受付の人は「多重露光で銀座のイルミネーション撮ると綺麗ですよー」といかにも写真好きな話題を振ってきて好感度大でした。所要時間はD300を2台預けて約90分でした。

今年は機材にDfと単焦点をいくつか加えましたが、フォーマットにこだわりはないので、祭事撮りはまだまだ2台のD300に頑張ってもらう予定です。

写真は、銀座コアで見かけたクリスマス・デコレーション(iPhone4Sで撮影)。久々に妻と銀座を散策しましたが、クリスマス前の三連休で街は大変な賑わいでした。今年は、ミキモト本店のクリスマスツリーとBVLGARIのジュエリー感あふれるデコレーションが素敵でした。

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2013/12/14

芝山・あらい祭り

芝山町山田地区で行われた「あらい祭り」を撮影。

20131214旧暦11月吉日、地区の人々が集まり、鎮守大宮神社に厄除けと五穀豊穣を祈願する行事で、江戸末期から続くと伝わります。

当時、村に災厄(子供の早世や大火)が続き、多古・日本寺の修行僧から「神社で厄除けと五穀豊穣を祈願せよ」と教えられ、嘉永三年十一月に祭事を行ったところ、災厄が去って村が栄えたのが始まりとされます。

当番家に村人が集まり、「神の物」(大根で作った男女の性器)を飾り、子宝に恵まれ子孫繁栄の願いを込めながら、皆で「神の食」(精進料理)を食べます。

新旧年番の引継ぎ(トウワタシ)が行われると、いよいよ神社へ移動します。

子供たちは、神社にカヤヤグラを立て、大根の輪切りを準備して、道々大人たちを迎え撃ちます。子供たちが力いっぱい大根を投げつけ、大人たちはゴザで神主を守りながら神社へ進みます。「あらい(=荒い)祭り」とか「大根祭り」と呼ばれる所以で、子供たちが元気に育っている証(あかし)とされます。

神主が神社に到着すると、カヤヤグラに火が放たれます。拝殿では、神事と紐解き(七五三)の子供たちの成長祈願が行われます。

【この日の進行スケジュール】
11:00~ 神の物、神の食(この間、獅子が出る)(山田集会所)
13:00~ 大根投げ→拝殿神事(大宮神社)
14:00ころ 終了

【メモ】
現在は、毎年12月14日に催行。山田集会所で「神の食」とトウオクリが行われる。トウ(年番)は、山田地区の荒場組・沖組・戸崎組・田向組・一本松組が順番に担当。ホントウ(年番)が主催し、シタトウ(昨年の年番)、ウケトウ(来年の年番)が協力する。その年の新妻が「神の物」を前に置いて「神の食」を食べ、子宝を願うとされるが今年は該当者なし。同じ膳が見学者にも振る舞われた。途中で獅子が出るが舞はない。拝殿での紐解き祝いは該当する子供がおらず神事のみが行われた。
見学者は地区の皆さんほか数人、カメラマンは町広報さんほか15人。子供たちの大根投げではカメラマンが周囲に殺到し、牧歌的な構図は無理かも。集会所前に駐車場あり。詳しく教えて頂いた上「神の食」の膳までご馳走になり、地区の皆さん、ありがとうございました。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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2013/12/07

香取・香取神宮団碁祭

香取神宮で行われた団碁祭を撮影。

20131207b先週行われた大饗祭で神々の饗応役を務めた姫神を慰労する神事とされます。

神饌として、新穀の米粉で作った団子を山のように供えることから「八石八斗団子祭」(団碁祭)と呼ばれます。
特殊神饌は鴨の羽盛(雌雄一対)、その他に干魚、酢蕪や米なども供えられますが、姫神さまの宴(うたげ)なのでお酒はありません。
数ある香取神宮の神事の中で、御神酒の奉献がないのはこの神事だけです。

団子には、竹串で輪状にして三宝に積んだ大団子と、行器(ほかい)に山盛りの小団子があります。
神事が終了すると、神前から下げた小団子を参拝者に配ります。この団子を食べると、一年間無病息災と云われます。

【この日の進行スケジュール】
18:00~ 神事(拝殿前)
祝詞奏上・修祓→献饌→巫女舞→神職拝礼
19:00ころ 終了

【メモ】
毎年11月30日の大饗祭の1週間後に催行。神饌殿で神官が団子や特殊神饌(雌雄一対の鴨をさばいて盛りつけた鴨羽盛)を用意。夜、篝火が燃える中、神饌殿の扉が開かれ、神職から神職へと手渡しで運ばれ拝殿の祭壇に供えられる。神饌が揃うと、巫女2人による巫女舞が奉納され、最後に神職一同が拝礼して終了。
終了後、昇殿して祭壇の神饌を見学できる。神職の説明が面白く分かり易い。見学者は20~30人、カメラマンは4人。神社に駐車場あり。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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栄・安食の酉市

栄町安食の大鷲神社で行われた酉市を撮影。

20131207大鷲神社は、天慶二年(939)の創建で、天乃日鷲尊(あめのひわしのみこと)を祀っています。

伝承によれば、日本武尊が東征の折、ここに錦旗を立てて仮の野立所とし、祖神を奉斉して仰ぎみたところ、大鷲が飛来して道標となり、無事に目的を達成したと伝わります。

また、江戸期、春日局の崇敬が厚く、竹千代(後の家光)が三代将軍に就いた御礼に、御座船の舳先に掲げられていた金の大鷲を神社に奉納したとされます。

このため、大鷲神社(地元では「大鷲さま」)は、出世開運の守護神として、毎年12月初酉の例祭には福を祈る人々で賑わいます。

例祭に合わせて開かれる酉市は、関東で最も遅い酉の市で、かつては熊手の露店が並び大変な賑わいだったといいます。現在は、町おこしのイベント「いっさいがっさいフェスティバル」も行われています。

【メモ】
酉市は12月の初酉を含む3日間行われる。正面参道に熊手を売る露店が2軒あり、常連客が新年の熊手を買い求めていた。神社は参道正面の急な石段を上がると本殿、参道右手のやや緩やかな石段を上がると魂生神社(金精さま)がある。酉市は地元のお年寄りや小中学生で賑わっていた。駐車場は栄町役場の隣に臨時Pあり。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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