九十九里・屋形獅子舞
九十九里町で行われた屋形獅子舞大会を撮影。
屋形獅子舞は、正徳元年(1711)、夷大明神の遷宮祭で獅子舞を奉納し、五殻豊穣・浜大漁を祈願したのが始まりと云われています。
時代とともに芸獅子の演目が増え、現在は「三番叟」「序の舞」「平獅子(布舞・御幣の舞・鈴の舞)」「下手」「相生」、芸獅子として「四つ足」「玉取り」「蛇」「花かがり」「蜘蛛」、狂言として「伊勢参り」「鳥刺し」「和唐内」、囃子として「屋形囃子」「中山囃子」「馬鹿囃子」など、多数の演目が伝わっているのが特徴です(町無形民俗文化財)。
郷土の芸能を保存伝承するため、不定期に発表会が開催され、この日は12年ぶりの獅子舞大会となりました。
【この日の進行スケジュール】
9:00~12:10 午前の部
剣の舞→平神楽→龍玉獅子→(須原の羯鼓舞)→蛇獅子→大漁節(婦人会)
12:30~20:40 午後の部
花係蝶→馬鹿囃子→玉取岡崎→平神楽→四つ足→中山囃子→梯子獅子→(須原の羯鼓舞)→花係蜘蛛→平神楽→和唐内→平神楽→鳥刺し→狐岡崎→馬鹿囃子
【メモ】
本来は10月26~27日(土・日)の予定が台風で11月9~10日(土・日)に順延。屋形区民会館前の特設舞台で長時間にわたり様々な演目が演じられた。蝶や蜘蛛を使った芸獅子が珍しい。平神楽や狂言ものでは子供たちが多く参加(上の写真)。途中から雨になったが地元の皆さんは帰らず見守り、盛んにおひねりを投げ、地元の獅子舞に対する愛着を強く感じた。須原羯鼓舞保存会も数演目の羯鼓舞を披露。
舞台正面に桟敷の客席、左袖に花道があり、撮影は左右サイドから望遠を多用。長丁場と寒さ+雨で予想以上に機材のバッテリーと体力が消耗。見物人は地元の皆さんが多数、カメラマンは十数人。駐車場は屋形区民会館周辺に臨時駐車場3か所あり。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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