富津・不入斗六所神社獅子神楽
富津市不入斗(いりやまず)の六所神社で奉納された獅子神楽を撮影。
不入斗は百戸にも満たない小さな農村集落です。
鎮守・六所神社は、伊弉諾尊・伊弉冉尊をはじめ六柱の御祭神を祀っています。春祈祷(2月11日)、小祭(4月3日)、例祭(11月3日)では、伊勢系二人立ちの獅子神楽が奉納されます。
天岩戸開きをもとにした「ヤマ」(三角形を描くように歩きながら舞う)、「マエカガリ」、「御幣の舞」(悪魔を祓い泰平楽を願う唄が入る)、「鈴の舞」(左手に御幣、右手に鈴を持って舞う)、「クルイ」の5演目が伝わります。この獅子は雌獅子で、前半部分の柔らかな女踊りの所作が特徴とされています。
戦時中の中断を経て、昭和20年代に復活しましたが、後継者難に苦しみました。昭和52年、地元の有志30人が不入斗同志会を作り、獅子神楽舞とお囃子を伝承しています。
【この日の進行スケジュール】
15:00~ 拝殿神事
15:30~ 獅子神楽奉納
16:00ころ 終了
【メモ】
古くは「いりやまずのまち(祭)」は獅子神楽や花火でたいそう賑わったという。拝殿神事は、湊八雲神社の神職が催行。境内に緋毛氈を敷き、不入斗同志会の皆さんが獅子神楽を奉納。マエカガリでは柔らかな所作で雌獅子らしさを見事に表現していた(上の写真)。見物人は地元の皆さんや特養ホームのお年寄りなど十数人、カメラマンは富津市広報さんほか2人。神社前に駐車スペースあり。詳しく教えて頂いた同志会の皆さん、ありがとうございました。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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