市原・柳楯神事
市原・飯香岡八幡宮に伝わる柳楯神事を撮影。
【千葉県教委資料の説明】
「毎年旧暦の八月十五日、秋の大祭の神事として行われます。神事としては、きわめて独特なもので、現在の神輿の原型、または神送りの特殊な形態などの意味があるとされています。
司家である二軒の家が、一年交代に祭礼の前日に柳楯を作ります。柳楯は、柳の小枝を約1.4mに切って、葉を残して皮をむきます。また、長さ60cmの青竹を五本用意し、それを半分に割ります。柳の枝を右に十二本、左に十三本並べ、その幹を青竹ではさみ、縄で結びます。上に竹を通し、白丁姿の者二人がこれを担ぎます。
前日は、五所の年番の家に受け渡し一泊します。祭礼当日は、八幡宮へ移し、神輿の前に安置し、後に柳楯を先頭に神輿が地区内を渡御します。放生会を終えて後は本殿内に置かれ、翌年の正月十四日のお焚き上げ(お飾り焚き)で焚き上げられます。」
【初日の進行スケジュール】
13:00~ 司家を出発
13:15~15:00 市原公民館(出振舞)
15:10~ 市原八幡神社(柳楯報告)
15:20~ 阿須波神社(道中祈願)
16:20~ 五所小学校前(五所出迎え)
16:40~ 五所町民館(受渡し、出振舞)、駐泊
【二日目の進行スケジュール】
7:30~ 五所町民館を出発
8:00~ 五所橋(一の宮出迎え)→飯香岡八幡宮へ
8:40~ 柳楯神事
9:30~ 神輿宮出し(一の宮~五の宮)→連合渡御
10:20~ 稚児舞・八幡ばやし
12:00~ 柳楯宮入り
12:15~ 奉幣祭(神輿5基揃え)、町内渡し→各町内渡御
18:30~ 神輿宮入り
【メモ】
今年の秋季大祭日程は、大祭と放生会が9月19日(旧暦8月15日)、柳楯神事が21~22日、神輿渡御祭が22日に行われた。年番は一の宮(濱本町)。
20日(金曜日)、午前中、市原地区の司家で柳楯を調製。集めた柳枝の皮を剥き、残した葉は上部で髷に結って形を整える。
21日(土曜日)は、公民館で出振舞後、出発。途中、市原八幡神社(八幡宮の元鎮座地)に報告し、阿須波神社で道中の安全を祈願。旧村境で五所年番が出迎え、五所御三家の先導で町民館にて受渡しの儀式後、駐泊。
22日(日曜日)、早朝に出発した柳楯は、五所と一の宮の行列とともに八幡宮に入る。神事後、神輿5基を先導して氏子町内を連合渡御(ただし柳楯は軽トラ移動)して宮入り。
初日は約3.5kmを2時間かけて歩いた。見物人は生涯学習団体と校外学習の小学生のみ、カメラマンは6人。駐車スペースは市原公民館(光善寺)に1~2台、他にスペースなし(徒歩推奨)。
二日目の飯香岡八幡宮は人出もカメラマンも多く大混雑。駐車場は駅前にコインPあり。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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