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2013/07/28

成田・台方麻賀多神社神楽

成田市台方の麻賀多神社で奉納された獅子神楽を撮影。

20130728【現地案内板の説明】
「毎年7月31日に行われる台方の麻賀多神社の大祭において奉納される神楽です。この神楽は、今から400~500年ほど前に、常陸国からこの地方を訪れた万大夫一座が、由緒ある麻賀多神社の尊厳さに感銘し、伊勢神楽の流れを汲む十二神楽のひとつの御子神楽を里神楽として奉納したことにはじまると伝えられています。
現在は、台方地区と下方地区が年番でその任にあたっています。舞手は、年番に当たった地区の中で、その年(2年間)のうちに結婚した新郎の中から、特に選ばれたものが奉納する習わしになっています。
神楽は、『御神楽』、『巫女神楽』、『里神楽』の三部からなり、さらに『四方固め』、『鈴振りの舞』、『御幣の舞』、『はながかり』等七種の舞に別れ、雄獅子と雌獅子の二匹で舞います。なお、この神楽は、印旛沼近くの鳥居河岸においても奉納されます。」

【この日の進行スケジュール】
9:00~ 神事(拝殿)
10:00~ 獅子舞奉納(神楽殿)
11:00~ 神輿御渡(神社発)
14:55~ 山車運行(神社発)
16:45~ 獅子舞奉納(鳥居河岸)
19:00~ 演芸(鳥居河岸)、奉納花火

【メモ】
現在、例大祭は毎年7月最終日曜日。今年の年番は下方地区。獅子神楽は、麻賀多神社神楽保存会により境内の神楽殿で奉納。雄獅子が四方固め→御幣の舞→鈴振りの舞→はながかりを舞った後、雌獅子が同様に舞う。舞手は二人で、雄獅子は勇壮に、雌獅子はしとやかな仕草で見事に演じ分ける。印旛沼畔の鳥居河岸では、夕方、お祭り広場の舞台で奉納。見物人は地元の皆さんが多数、カメラマンは市広報さんほか3人。神社に駐車場あり。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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2013/07/21

銚子・黒生大神宮の御太刀祭り

銚子市黒生(くろはえ)の黒生大神宮で行われた御太刀祭りを撮影。

20130721黒生大神宮は、江戸中期、紀州から移った人がこの地に港を築いた際、伊勢皇大神宮を勧請したものと伝わります。

祭りは、江戸末期、地元の漁民が大漁を願い、不動明王の「利剣」(邪気を払う剣)を模した御太刀を造って和田不動尊(銚子市植松町)に奉納したのが始まりとされます。
明治~昭和中期まで、毎年2月の初午に、地区の若者が御太刀を担いで船主宅を廻り、厄祓いと大漁祈願をしました。
浜降り(お潮取り)では、沖合の3つの岩礁まで担いで泳いだそうです。

行事は、後継者難で昭和37年に中断。石造りの御太刀は和田不動尊の階段右手に奉置されました。

長く中断しましたが、地元の皆さんの熱意で平成16年に御太刀を新造して復活。
現在は、夏祭りとして、跳ね太鼓のお囃子とともに子供たちの手で地区内を練り歩いています。

【この日の進行スケジュール】
9:00~ 神事(黒生大神宮)
9:20~ 出発
地区内練り歩き→お潮取り(黒生漁港)→纏い振り(一山いけす前)
10:30ころ 終了(黒生大神宮前)

【メモ】
現在は、毎年7月海の日に催行(今年は1週間遅いとのこと)。神職は、例年、銚港神社から招いている(今年は都合で違うらしい)。神事で御魂入れの後、御神酒で乾杯し、消防団が御太刀を担いで神社下へ降ろす。神社下から子供たちが担ぎ、地区内を廻る。お囃子は潮鼓會の跳ね太鼓。漁港で浜降り(お潮取り)の後、一山いけす前でお囃子や纏い振りを披露。その後、再び子供たちが御太刀を担いで神社下に戻る。
見物人は地元の皆さんが数人、カメラマンはケーブルTVの他4人。神社前に駐車スペース数台。詳しく教えて頂いた奉賛会の皆さん、ありがとうございました。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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2013/07/06

発掘された日本列島2013

江戸東京博物館で開催中の「発掘された日本列島2013」展に行ってきました。

20130706毎年の発掘調査の考古速報的な企画で、1995年から毎年開かれているそうです。

今回の展示は、北海道から鹿児島まで、32カ所で出土した旧石器時代~近世の遺物510点。
このうち、宮内庁所管の天皇陵墓から埴輪13点が初めて公開されています。
また、東日本大震災復興祈願として、岩手・宮城・福島の埋蔵文化財138点も出展されていました。

チラシの写真は、右から「陶馬(とうば)」(岡山県備前市、安土桃山時代)、「金銀装円頭大刀(きんぎんそうえんとうたち)」(浜松市・鳥居松遺跡、約1500年前)、「ミミズグ土偶」(つくば市・上境旭台貝塚、約3000年前)、「囲い・家型埴輪」(大阪府堺市・百舌鳥古墳群、約1600年前)です。

見学に来た皆さんは、学術員に熱心に質問してメモを取っていました。
個人的にはこれまで公開されることがなかった天皇陵の埴輪類が興味深かったです。

「発掘された日本列島2013」展は、東京展は7月25日(木)までです。

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