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2013/02/28

ロンドン・ハイドパークの朝

2月下旬から十日間ほどイギリスに行ってきました。

20130228成田→ロンドンは直行便で12時間。到着日は、夜のパーティでシャンパンを飲み過ぎ、時差ボケを感じる間もなく熟睡…。

翌朝、ホテル近くのハイドパークを散策。
ジョギングや犬を散歩している人々と行き交いながら、ケンジントン宮殿まで歩きます。
もとは17世紀に建てられたノッテンガム伯爵の邸宅で、1689年にウィリアム3世の宮殿となりました。チャールズ皇太子と故ダイアナ妃も、新婚時代にこの宮殿で暮らしました。

20130228bハイドパークなどロンドン市内に点在する広大な公園は、かつての貴族の狩り場が残ったものだそうです。
都会の真ん中なのにリスや水鳥が多く見られ、自然を感じます。

この時期、ロンドンの日の出は午前6時半ころ。北海道より北なので気温は低いですが、東京ほど底冷え感はありませんでした。

明日は、スコットランドのエディンバラに飛びます。

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2013/02/09

船橋・中野木の辻切り

船橋市中野木地区に伝わる辻切り行事を撮影。

20130209毎年2月初午の日に、鎮守・八坂神社で藁の大蛇を2匹作り、東西のムラ境にかけて、無病息災と区内安全を願う伝統行事です。

午前中、年番(4軒)が半紙で目玉を作り、墨で神札を刷って準備します。
午後、旧集落の農家27軒が藁の小蛇を持参し、目玉や柊葉で飾り、自宅用の小蛇を完成させます。
その後、東西2組に分かれ、ムラ境にかける大蛇の頭と胴体を作ります。
大蛇は東組が雌、西組が雄とされます。

完成すると、本殿前に向かい合わせて奉置し、無病息災を祈った後、乾杯の御神酒を大蛇に飲ませます。
ムラ境まで担いで運び、途中の三叉路で東西が分かれ際に、2匹の頭を合わせる「お別れ」をします。
東組・西組がそれぞれのムラ境の立木に大蛇を巻き付け、悪霊除けとします。

【この日の進行スケジュール】
10:00~ 年番準備作業(社務所)
13:00~15:30 大蛇作り(社務所)
頭→胴体→枝葉で飾り付けて完成→本殿前に奉置
15:30~16:00 直会(社務所)
16:00 辻切りに出発
八坂神社→神社下の三叉路で「お別れ」→東の辻西の辻で木にかける
16:30ころ 終了

【メモ】
目玉は半紙に抹香を包んで墨書。尻尾は樫の棒を削り墨で塗る。頭には「八坂神社」の墨書と「くじ」(半紙に縦横の線を墨書したもの)を立て、背中に神札をはさむ。大蛇の全長は5~6mで、頭部が巨大なのが特徴。2匹とも同じ作り方で、雌雄の編み分けはしていない。同時に作る各家用の小蛇は、家ごとに口伝で伝わるため形は様々。古い藁蛇は後日焼却する。見学者は地元小学生とその父兄・部外の人など多数。カメラマンは広報さん含め6~7人。神社に駐車スペース3台(周囲に駐車スペースなし。東船橋駅から徒歩圏につき電車推奨)。
なお、最後に区長さんから、市無形民俗文化財に指定されているので見学は構わないが、本来、旧中野木の農家27軒で無病息災を祈る内輪の行事で、観光用に見せるものではないこと、専業農家が減り材料調達が難しく行事継続に不安があることの話があった。作業をする社務所内には立ち入れないので、マナーを守って見学したい。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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2013/02/03

鴨川・太海の越年

鴨川市太海海岸で行われた「越年」(おとし)を撮影。

20130203節分の日に竹でやぐらを組み、正月飾りなどを燃やして、厄除けと大漁豊年を祈る伝統行事(どんど焼き)です。

百年以上前から、鴨川の前原~太海地区一帯で行われていましたが、現在は太海地区のみ行われています。

この日は、太海6地区(1条会~6条会)が総出で地区ごとにやぐらを立てます。太海海岸の砂浜には1~4条会の4基、仁右衛門島の向こう側には5~6条会の2基が立ちます。

昔は、中学生以下の子供たちが主体の行事でした。子供たちは、この日のためにヒイラギに鰯を刺した魔除けを家々に売り歩いて浄財を集めたり、竹や木々を採ってきて、地区ごとに競い合ってやぐらを組みました。現在は、各地区とも子どもが少ないため、大人たちが竹集め~やぐら立てをしています。

午後6時ころ、やぐらに火が点けられると、青竹がボンボンとはぜ、巨大な炎が渚を赤々と照らします。天高く舞う火の粉に、地元の皆さんが春の訪れを喜び合い、無病息災と大漁豊年を祈っていました。

【この日の進行スケジュール】
13:00ころ~ やぐら立て
18:00ころ~ 点火
19:00ころ 終了

【メモ】
海岸は足元が悪く、明るいうちにロケハン。岬の中腹に見える香指神社は、眺めは良いが電線越しの俯瞰で撮影には不適。点火から30分ほどで焼け落ちるので、欲張らずどれか一つやぐらを決めて撮るのが吉。地元の古老によれば、煙を浴びると風邪をひかないとか。見物人は地元の皆さんほか多数、カメラマンは十数人。駐車場なし(県立鴨川青年の家Pを利用可)。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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