印西・浦部の初囃子
印西市の浦部地区に伝わる初囃子を撮影。
浦部地区では、古くから、毎年1月最終の土~日曜日、阿夫利神社の御神体を小さな背負いみこしに納め、お囃子を奏でながら地区内を廻り、五穀豊穣と区内安全を願う風習がありました。
初日は、総鎮守・阿夫利神社から宮内区内を巡行。大榊の先触れ、行列(万灯、背負いみこし、お囃子、宮司、世話人)が区内を回りました。「御宿」と呼ばれる数軒の当番家では、床の間に阿夫利神社の掛軸を飾って神事が行われ、酒食のもてなしがありました。みこしの背負い役は御宿で交代し、夜は「こもり」といって永治プラザで駐泊しました。
二日目は、本郷区~白幡区内を巡行。前日と同様に区内を回り、夜遅くに車で阿夫利神社に還御しました。
2010年からは、毎年1月最終土曜日に浦部鳥見神社から出発する形に簡素化して行われています。
【この日の進行スケジュール】
10:00ころ~ 準備(縄ない、万灯作り、みこし)
13:50~ 神事(浦部鳥見神社)
14:00~ 地区廻り
浦部鳥見神社→宮内区→宮内青年館→本郷区→永治プラザ→白幡区
21:00ころ 還御(阿夫利神社)
【メモ】
背負いみこしには、阿夫利神社の御神体(2つの青石)の一つを納める。万灯の花飾りは、地元の人々が厄除けに持ち帰っていた。一日で廻るので、かつて14軒あった御宿は各区集会所での簡単な直会に変更されている。宿では、世話役らがみこしの担ぎ手を胴上げのように高々と揚げ、そのまま頭から担ぎ込む(理由は不明)。
行事は若者たちが相談しながら主体的に進行。宮司さんによれば「他所に出て行っている者が多いが、祭りの日には戻ってくれる」とのこと。
見物人は地元の皆さんのみ、カメラマンは11人。鳥見神社に駐車場なし(観音寺or宮内青年館or永治プラザのPを利用)。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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