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2012/08/26

成田・大袋の朝角力

成田市大袋の五社神社で奉納された朝角力(相撲)を撮影。

20120826大袋の五社神社は、大経寺の境内にあり、旧県(あがた)神社を合祀しています。
旧県神社は、丸伊豆守信幸が天正7年(1579)に上総・土気(今の千葉市)から大袋に移った際、土気県神社を分詞したと伝わります。

朝角力は、かつて村人が県神社に奉納する神前相撲でした。現在は、厄除けと安産を祈願して、大経寺の施餓鬼法要の前に子ども相撲として奉納されています。

【この日の進行スケジュール】
7:00 集合→参拝(五社神社)→体操
7:15~8:00 奉納相撲
泣き相撲→一番勝負→5人勝ち抜き戦
8:00~8:30 休憩
8:30~9:00 奉納相撲
一番勝負→5人勝ち抜き戦→胴上げ
9:00ころ 終了

【メモ】
朝6時半に現地着。屋根付きの本格的な土俵は清められ準備ができていた。力士は地区の小学生までの男児でこの日は14人が参加。勝つとポチ袋の御祝儀やお菓子がもらえるので、子どもたちの士気は高い。
行司さんの采配が面白く、楽しく見学できた。見物人は地区の皆さんが多数。カメラマンは2人。駐車場は大経寺前にあり。冷たいお茶や焼きフランク、豚汁の振る舞いを頂きました。保存会の皆さん、ありがとうございました。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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2012/08/14

君津・鹿野山の人形焼

君津市の鹿野山で行われた人形焼を撮影。

20120814【現地案内板の解説】
「この人形焼は、江戸時代初期(1600年)の頃より行われていたと伝えられています。大根豊作を祈願する行事でした。
毎年8月14日午後7時に神野寺の僧が来て五穀豊穣の祈りがあげられる。祈願がすませられると松明の火でワラ人形が焼かれ、人形が倒れた方角に豊作がもたらされるとされた。
昭和30年代後半から見られなくなっていたが、1986年(昭和61年)に盆踊り大会の一環として復活し、現在に至っています。」
(追記:2016年から毎年8/15に変更されている。)

【この日の進行スケジュール】
19:00~21:00 地区盆踊り大会
この間の20:00~20:20 人形焼

【メモ】
古老によれば、藁人形は高さ4m、乳房と男性器の両方を持ち、性別はない。材料は地元で採れる麦わらで、稲わらや茅ではダメだそうだ。廃絶前は、上区と下区が対立し、別々に人形焼を行っていた。もとは杉枝で作った虫籠を担ぎ、太鼓を打ち鳴らして畑を歩き、大根につく悪虫を送り出して藁人形とともに燃やした。昭和40年代に上区と下区が統合されて一つになった。人形焼の復活は神野寺御前様の発案で、自治会が行事を継承しているとのこと。
現在は、20時ころから住職の祈祷が始まり、松明で点火する。見物人は地区の皆さんが盆踊り会場から移動して多数、カメラマンは4人。神野寺の駐車場が利用可。詳しく教えて頂いた役員の皆さん、ありがとうございました。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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2012/08/05

君津・大戸見の神楽

君津市大戸見の稲荷神社で奉納された獅子神楽を撮影。

20120805【現地案内板の解説】
「大戸見の神楽は、林治太夫(りんじたゆう)の流儀といわれ、二人立ちの獅子を中心に、笛、大太鼓、小太鼓、すり鉦で構成される。
この神楽は、旧松丘地区の最も代表的なもので、楽が進むにつれて、人が段々成長していく過程を表現しているものだといわれている。神楽の舞は、1人で歩けない幼児期を表現する『前かがり』に始まり、踊り手が御幣を持って舞う『おんべの舞』、そして『鈴の舞』、さらには少年期を表現するという『くるい』、最後に『おくり』を演じて終わる。また、囃子には、ばかばやし、さんぎり、あまだれ、きりんばやし、ごばやしがある。
現在では、八月の第一日曜日の稲荷神社の祭礼に、神楽殿で奉納している。」

【この日の進行スケジュール】
09:00~ 神社へ練り込み(三本松組→片野組→利根・名殿組の順)
09:10~09:35 神事(拝殿)
10:10~10:50 神楽奉納(片野組)
11:00~11:40 神楽奉納(利根・名殿組)
11:45ころ 終了

【メモ】
旧行は8月3日で、かつては獅子頭を載せた神楽櫃が各地区を練り歩き、順番に稲荷神社に入った。現在は三本松組、片野組、利根・名殿組の神楽櫃が囃子とともに神社に練り込む。神楽を奉納するのは、片野組と利根・名殿組。神楽奉納前には、囃子を奏でながら鳥居をくぐり直す「入れ込み」が行われる。神楽舞の演目には、他に幼児期を表現した「おのう」と五穀豊穣を祈る「おくり」があるらしい。県無形民俗文化財。
見物人は地区の皆さん多数がシートを広げて飲食しながら楽しんでいた。カメラマンは6人。神社に駐車場なし。冷たい飲み物を頂き、ありがとうございました。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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