袖ヶ浦・野田の虫送り
袖ヶ浦市野田地区で行われた虫送り行事を撮影。
【現地案内板の解説】
「虫送りは稲に虫がつかないように願う農耕儀礼の一つで、古くから日本各地で行われています。地域によって虫送りの様式はさまざまですが、そこには豊作を願う人々の想いが込められています。
野田地区では毎年7月31日に虫送りが行われます。虫送りで使われる神輿は全て手作りで、神輿の一番上には稲穂をくわえた鳳凰を立てます。
子どもたちはその神輿を担いで、『ワッショイ!ホーネン!』と豊作を願うかけ声をかけながら、野田地区内の家々をまわり、そして最後に野田堰に投げ込みます。
その様子はまさに、稲作と共に生きてきた日本人の歴史を思い起こさせるもので、古くからの伝統を忠実に受け継いでいるという点で重要です。」
【この日の進行スケジュール】
09:00~ 材料の調達(竹、桧枝、竹の皮)
09:40~12:20 神輿作り(野田神社境内)
13:00~ ムラ廻り開始
17:00ころ 野田堰に投げ込み、終了
【メモ】
朝9時に現地入り。野田神社に長老が集まり、材料(竹や桧枝)の調達先を決める。切り出した材料がそろったところで、神輿作りと鳳凰作りが始まる。2時間半ほどかけて完成し、拝殿内に奉置。午後1時、子どもたちが集まり、ムラ廻りへ。途中3カ所の水田で水口に注連のついた女竹を立てる。地区内58軒を4時間ほどかけて回り、お捻りをもらう。午後4時ころ、小学生は解散。このとき、中学生からお捻りを分けてもらう。その後、中学生だけで20軒ほど回り、野田堰へ神輿を投げ入れて終了。見学者は1人、カメラマンは5人。神社に駐車場あり。いろいろ教えて頂いた長老の皆さん、冷たい麦茶やアイスの差し入れを頂いた子供会役員の皆さん、おいしいスイカをごちそうになった集落の皆さん、ありがとうございました。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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