秩父・神明社神楽
平成秩父座で行われた荒川白久・神明社神楽を撮影。
荒川白久地区に伝わる神楽で、江戸後期の安政年間に上州から白久に伝えられました。
岩戸神楽系で十七座が伝わり、年3回(3月第二日曜・7月最終日曜・11月23日)、鎮守・神明社の神楽殿で奉納されています。
当時、白久村で盛んだった村歌舞伎芝居の影響を受け、神楽の舞法が歌舞伎的だったり、神楽面に隈取(くまどり)があったりと、独特です。
この神楽は、神明社神楽保存会の皆さんが伝統を守っています(秩父市指定無形民俗文化財)。
【この日の進行スケジュール】
11:40~ 神楽「蛇打(じゃうち)座」
12:20ころ 終了
【メモ】
道の駅ちちぶの隣に作られた掛け舞台「平成秩父座」で行われた秩父歌舞伎正和会の定期公演に協力出演。演目は、須佐之男のヤマタノオロチ退治を演じる「蛇打座」。ストーリーは、老夫婦のもとにオロチの使いが来て櫛名田比売を連れて行く→旅の須佐之男命が現れ、話を聞いて比売を取り戻す→オロチ退治のため、酒瓶に眠り薬を混ぜて仕掛ける→オロチが酒を飲んで寝込んだところを退治する→比売とめでたく夫婦になる。約40分の五人舞。房総の十二座神楽と趣きが違って、えらく新鮮だった。写真は、櫛名田比売の舞い。
※関連記事は,写真ブログ「Perforation?」に掲載。
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