西伊豆・土肥金山
妻を誘って,西伊豆の土肥~松崎を訪ねました。
東名を沼津ICで降り,R136で最初の目的地・土肥(伊豆市)に向かいます。
土肥は,かつて金鉱山で栄えた町です。
足利幕府が直轄の金山奉行を置いたのが始まり。その後,徳川家康が開発に注力し,一時は「土肥千軒」と称されるほど隆盛を極め,徳川幕府の財力を支えましたが,鉱脈が痩せて寛永二年(1625)に休山。
明治~大正期,新鉱脈が見つかり,土肥金山(株)が大規模に採掘しましたが,鉱脈が枯渇して昭和40年に閉山。この間,掘られた坑道は総延長100km。金40t,銀400tを生産し,新潟の佐渡金山に次ぐ大金山でした。
現在,坑道跡は市史跡に指定され,一部(栄進通洞坑)が公開されています。
上の写真は,釜の口(坑道入口)に復元された化粧柵。4本の支柱で山を留めているので,「四つ留」と云うそうです。
坑道内では,水替え・支柱組み・通風・切羽・運搬・採掘など,リアルな人形で江戸期の過酷な採掘の様子が再現されています。男女混浴?の坑内風呂のシーンが面白かったです。
隣接する金山資料館では,千両箱の重さ体験や,ギネス認定の巨大な金のインゴット(250kg,当日の時価で11億2400万円)が触れます。
次は,西伊豆町の堂ヶ島を目指します。
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