山武・末広神社の神楽
山武市松尾町の末広神社で奉納された神楽を撮影。
末広神社は,明治初めころ,遠州掛川から芝山松尾に転封となった太田資美(すけよし)が,東京の藩邸内の社を移して創建しました。太田氏の先祖で,江戸城の築城で知られる太田道灌を祀っています。
神楽は,神社の祭礼(旧行7月25~26日)で奉納されます。江戸神楽の流れを汲む黙劇風の内容で,「翁の舞」「神子の舞」「岩戸大折」「河童釣り」「神代酒の番卒」「宝剣守護」「狐の種蒔」「狐の報仇」「人身御供」「鈿女の分身」「鬼舞」の11座が伝わっています(市無形民俗文化財)。
【この日の進行スケジュール】
18:00~ 「翁の舞」
18:20~ 和太鼓演奏(松尾太鼓とどろき会)
18:55~ 「神代酒の番卒」
19:20~ ビンゴ大会(子供会)
19:45~ 「宝剣守護」
20:10~ 「鬼舞」
20:30ころ 終了
【メモ】
現在は,毎年7月26日直後の土曜日,境内の仮設舞台で神楽保存会の皆さんが奉納。この日は「翁の舞」「神代酒の番卒」「宝剣守護」「鬼舞」の4座が演じられた。下総神楽や上総神楽と異なり,黙劇風の喜劇的な演目が多くて興味深い。楽人は舞台裏に太鼓1,鼓1,笛5。幕間に和太鼓演奏やビンゴ大会を交えながら進行。露店も出て,たくさんの地元の人で賑わっていた。カメラマンは2人。駐車スペースあり。
※詳細記事は,本宅サイト「ぐるり房総」に掲載。
| 固定リンク | 0 | コメント (0) | トラックバック (0)