青梅・武蔵御嶽神社太々神楽
東京・青梅の武蔵御嶽神社で行われた太々神楽を撮影。
【現地配布資料の説明】
「御嶽神社の神楽は、昭和32年に東京都無形民俗文化財の指定を受け、社家32戸の世襲により二百数十年間伝承され続けています。
神楽は崇敬者が最も格式の高い参拝の方法として、大神様の御神慮をお慰め申すため奏上されますから、神様と共に見て楽しむ事が御嶽の神楽の特徴です。
この神楽は素面神楽と面神楽に大別され、寛延2年(1749)に神吉田流の素面神楽が、安永年間(1780年頃)に江戸眞先稲荷より江戸里神楽の系統である面神楽が伝えられました。元はそれぞれ12座で構成されていたといわれていますが、現在素面神楽は奉幣、剪、大散供の3座を残すのみで、面神楽は14座が残されています。」
【この日の進行スケジュール】
11:00~ 雅楽の一般公開
越殿楽→千秋楽
11:20~ 神楽の一般公開
奉幣→鍛冶→天孫降臨→山の神(餅撒き)
12:00ころ 終了
【メモ】
年2回(6月第三日曜・9月敬老の日)の一般公開。朝8時半、山麓の滝本駐車場にクルマを置き、機材を担いでケーブルカーで山頂へ。周りは登山客で軽装にカメラバッグの自分は場違いな雰囲気。さらに急な坂道と330段の石段を30分ほど歩いて御嶽神社(標高929m)に到着。この時点ですでに足はガタガタ。神楽殿は屋内に舞台と大座敷があり、畳に座って見る方式。厳格に神座を向いて舞う形を守っており、シャッターチャンスは少ない。ストロボは使用不可。霧雨が降る悪天候でも観客は座りきれないほど多数、カメラマンは私一人。駐車場は山麓の滝本駅周辺にあり(有料)。
※関連記事は,写真ブログ「Perforation?」に掲載。
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コメント
凄い所に神楽殿があるのですね。奥多摩の川筋までは行った事がありますが、
まさか山の上の方でそういう事が行われていたとは・・。
そして観客が多いと言うのもちょっと驚きです。地元では根づいている、と言う事ですかね。
写真拝見しましたが、演目に天孫降臨があって、さらに天穂日命が出てくると言うのが新鮮でした。
江戸里神楽の同演目ですと別の人物が何人か出てきますが、登場人物はこの二人だけなのでしょうか。
投稿: ノブ | 2011/07/04 12:44
天孫降臨では4人が登場します。
まず猿田彦神が登場し、次に天穂日命が現れて驚いて帰り、天鈿女命が遣わされた後、瓊々杵尊が登場します。そして猿田彦神と天鈿女命が祝いの鈴舞を演じて終わります。
ストーリーとしては、天孫降臨に先立ち天穂日命が偵察に降りると、異形の猿田彦神が立っていて驚いて帰ります。天鈿女命が遣わされて話を聞くと、道案内のために待っていたことが分かり、これにより天孫の瓊々杵尊が降臨し、猿田彦神と天鈿女命が仲良く手を取りながら鈴舞で祝うという内容でした。
投稿: 管理人 | 2011/07/05 21:29