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2010/11/28

松戸・万作踊り

松戸市民会館で行われた「松戸の万作踊り」を撮影。

101128万作踊りは,鎌倉末期に時宗の僧侶が諸国に広めた念仏踊りに,飴屋や座頭・瞽女(ごぜ)などの唄や踊りが取り入れられ,庶民の娯楽として発展したものです。

関東地方に広く見られ,「小念仏」「お洒落(おしゃらく)」「手踊り」「飴屋踊り」などとも呼ばれています。

松戸では,念仏講で踊ったほか,農閑期に一座を組んで興行に出かけることもあったとか。現在,「播州高砂」「世直し」「木更津」「越後評判広大寺茶屋」「越後評判本尊場」「新川」「白舛」「飴屋踊」の演目が伝わり,一人で踊るもの,数人で踊るもの,芝居的要素の強いものと様々です。
特に,段物と呼ばれる芝居色の強い「越後評判」は,万作踊り本来の特徴を良く残しています(県指定無形民俗文化財)。

【この日の進行スケジュール】
9:40~ 開演
9:45~ 万作踊り(万作踊り松戸保存会)
高砂(3種類)→白枡→越後評判広大寺茶屋→木更津→飴屋
10:20~ 万作踊り(各グループ)
踊りやカラオケの発表→昼休み→踊りやカラオケの発表・アトラクション

【メモ】
毎年恒例の「おさらい会」にて撮影。万作踊り本来の演目は,開演後の30分間に保存会が披露。その後は,各グループの踊りやカラオケの発表に移ります(レコード歌手のアトラクションも)。万作踊りは,芸能祭の舞台以外ではなかなか見ることができず,未だに全演目は見学ならず。ステージ撮影なので三脚使用,シャッター優先でノーストロボ撮影。見物客は関係者多数,カメラマンは2人。駐車場なし(近くにコインパーキング多数)。
※詳細記事は,本宅サイト「ぐるり房総」に掲載。

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2010/11/21

稲毛・浅間神社の神楽

千葉市稲毛区の浅間神社で奉納された神楽を撮影。

101121【現地解説板の説明】
「社伝によれば,浅間神社は大同3年(808)富士山本宮浅間大社より分霊し奉祀したとのことです。
この神楽は,永正元年(1504)九州方面から来た当時の神主大越内蔵之助が村人に伝授したのが始まりといわれ,昔から旧家の長男に伝承されてきました。現在1月1日,5月5日,7月15日,11月3日,11月23日に神楽殿で演じられています。
神楽は神を招く巫女舞を始め,天の岩戸開きの舞,猿田彦の舞等日本神話に題材を取り,神を送るお囃子の舞に終わる十二座が奉納されています。無言で黙劇風の筋はこび,全て仮面を用いて能舞台を模した神楽殿で舞われることなど,いわゆる江戸神楽の影響を受けています。」

【この日の進行スケジュール】
17:55~ 神楽奉納
巫女の舞→天の岩戸開きの舞→猿田彦命の舞→事代主命の舞→大国主命の舞→大蛇退治の舞→御囃子の舞
19:30ころ 終了

【メモ】
「稲毛夜灯し祭」に協賛し,珍しく夜神楽での奉納。見どころの一つ「天の岩戸開き」は七人の神が登場。「大蛇退治」は須佐之男が般若(蛇?)を退治する物語。見物の邪魔にならないよう左右から脚立で撮影しましたが,神楽殿の左右にスペースがなく苦労しました。一度に大勢の神様が出てくる神楽は,ポイントを絞り切れず難しい。この日の見物人は数十人,カメラマンは20人ほど。大駐車場あり。
※詳細記事は,本宅サイト「ぐるり房総」に掲載。

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2010/11/13

香取・返田の獅子舞

香取市(旧佐原)・返田神社例祭で奉納された獅子舞を撮影。

101113返田(かやだ)神社は,香取神宮の九摂社の一つで,香取の神の姉神・埴山姫大神を祀ります。
獅子舞は,かつて十二年に一度の香取神宮式年神幸祭で供奉芸能として演じられたもの。長い中断の後,平成14年の香取神宮式年神幸祭を期に復活。現在は,神社例祭(毎年11月13日)に境内で奉納されています。

【この日の進行スケジュール】
10:00~ 練習舞(鳥居前)
11:00~ 神事(修祓~献餞)
11:20~11:45 三匹獅子舞奉納
三匹舞→雌獅子→中獅子→雄獅子→幣束舞(中・雄獅子)→三匹舞
11:50~ 神事(撤餞)
12:00ころ 終了

【メモ】
摂社だけに,神事は香取本宮から神職が出席。獅子は一人立ちの三匹獅子舞で,腹の羯鼓は叩かず,囃子方の笛・太鼓で舞います。本来は12年毎ですが,保存会長さんによれば「忘れちまうからな」ということで,毎年行っているそうです。見物人は地元の皆さんが数人,カメラマンは9人。駐車場なし(スペースあり)。
※詳細記事は,本宅サイト「ぐるり房総」に掲載。

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2010/11/03

旭・黒虎相撲

旭市・袋太田神社で行われた黒虎相撲を撮影。

101103【現地解説碑の説明】
「太田神社に於いて毎年旧暦霜月朔日に取り行われる『奉納黒虎相撲』は,安永九年(1780)太田出身の江戸の商人白子屋藤七,和泉屋久兵衛,桑田屋佐兵衛,石屋文左衛門の四氏が太田神社に御影石の大鳥居を奉献,その落成祝いに江戸より玄人力士を招聘し,奉納相撲を取り行ったのが旧暦霜月朔日で,爾来今日まで続いております。
第二次世界大戦(昭和十六年)以前は盛況でしたが,戦後(昭和二十年)は細々と続いてきました。
此の度平成四年,飯島儀兵衛氏の寄進があり歴史と伝統あるこの黒虎相撲を,袋区のみならず旭市の青少年健全育成,地域の親睦と連帯感を深め,旭市の誇れる文化活動の一環として更に後世に伝承することを願い,古式にのっとり黒虎相撲を復活しました。
黒虎とは黒は玄人,虎は白虎(白人=素人)による相撲が名称の由来となりました。」

【この日の進行スケジュール】
9:50~ 奉納相撲
前年優勝杯返還→子供力士土俵入り~取組(13番)→東西横綱土俵入り→お囃子(袋お囃子保存会)→青年団力士土俵入り~取組(5番)→子供勝抜戦→青年団勝抜戦→横綱取組→表彰式→弓取り式→区長胴上げ→三本締め
12:30ころ 終了

【メモ】
参加力士は,地区の少年団(男女)と青年団の皆さん。写真は,西の横綱(青年団副団長さん)による不知火型の土俵入り。相撲は,体の大小で決まらないので面白い。土俵で四股を踏む珍しい獅子舞もあり。地元の皆さんがほのぼのと楽しむ地区の行事で好印象,カメラマンは数人。駐車場あり。
※詳細記事は,本宅サイト「ぐるり房総」に掲載。

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