船橋・高根町神明社の神楽
船橋市高根町の神明社で行われた夜神楽を撮りに行って来ました。
明治6年(1873),風早村塚崎(旧沼南町)の神明社から習い伝えた農民神楽です。五穀豊穣と村の安全を祈り,毎年元旦,5月1日,10月15日(例祭)に神楽殿で奉納されています(市無形民俗文化財)。
午後4時ころ現地に到着。神楽が始まるのは午後6時ころとのことで,神社横の駐車場でしばし待機。
午後6時,神楽殿で神楽が始まりました。十四座が伝わりますが,この日は,神子舞,猿田彦命舞,湯笹舞,日本武尊舞,大蛇(オロチ)舞,天狐之舞,翁舞,ぎおん舞の八座が奉納されました(全座を舞うのは10月15日のみ)。
宮神楽系列の下総神楽と異なり,複数演者が登場する黙劇的な演目が多く,江戸里神楽の特徴をよく残しています。写真は大蛇舞で,奇稲田姫に襲いかかるオロチです。市内では高根だけで演じられている演目です。最後のぎおん舞では餅を撒き,午後8時半ころ終了しました。
今回の機材は,DX12-24/4G,DX17-55/2.8G,VR70-200/2.8G,D300×2,SB-800×2でした。神楽殿の床が高く,2段の脚立ではまったく役不足でした。大蛇舞と天狐之舞は動きが速く,撮り逃した場面が多かったのが残念です。分かりやすい神楽で,撮影しながら楽しめました。見物人は20~30人,アマチュア・カメラマンは3~4人でした。
お忙しい中,詳しく教えていただいた持井工務店の社長さん,神楽連の皆さん,ありがとうございました。
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