香取・府馬の神楽
香取市(旧山田町)府馬の愛宕神社で行われた神楽を撮りに行って来ました。
明治初期に,時の宮司が火難消除と五穀豊穣を祈願して,氏子の若者に神楽を教えたのが始まりと伝わります。
もとは帰命台地区の人々が2月24日の例祭(鎮火祭)に舞い伝えていましたが,戦後の後継者不足で昭和40年代初めに途絶えてしまいます。
地元の人々は,保存会を作り,府馬地区から神楽師を選び,先達から指導を受けて,昭和51年の例祭から神楽が復活させました。
現在は,毎年2月第四土曜日に,愛宕神社の神楽殿で奉納されています(市無形民俗文化財)。
正午前,現地到着。神社裏手の駐車場にクルマを置きます。正午すぎ,猿田彦の舞が始まりました。演目は,天鈿女命(あめのうずめのみこと),八幡(やはた)大神,稚児舞(幣束の舞),三宝荒神,稚児舞(扇の舞),乙女之命,恵比寿大神,稲荷大明神,天種子命(あめのたねこのみこと),白狐(写真),〆は須佐男命の十座+稚児舞でした。途中,3回ほど餅(菓子)を撒き,午後4時半ころ終了しました。
今回の機材は,DX17-55/2.8G,VR70-200/2.8G,D300×2,SB-800×2でした。小雨まじりの強風,しかも寒い1日で震えながらの撮影でした。今日のコンディションでは,ストロボの調光補正は-0.7段でちょうどいい感じでした。神楽殿は,正面と左ソデの2方が開いています。床が高いので脚立は必須。できれば3段を用意したいところです。アマチュア・カメラマンは6人ほどでした。
途中の餅撒きは,鯛5匹やら菓子やらを大量に撒きます。その前後は子供たちがワッと集まり,神楽殿の手すりに鈴なり状態になります。子供たちの殺気で神楽殿に近づけず,最後の須佐男命はいいアングルを撮り損ないました(笑)。
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