佐倉・立身流抜初
佐倉市の中央公民館で行われた立身(たつみ)流の抜初(ぬきぞめ)演武大会を見に行ってきました。
立身流は,戦国時代に伊予(愛媛)の立身三京が創始した武術です。江戸時代,山形藩主・堀田氏に取り立てられ,堀田氏の佐倉転封とともに佐倉の地に伝わりました。
文武を奨励した佐倉藩に5派あった剣術のうち,立身流だけが継承されており,22代宗家のもとで門下の皆さんが腕を磨いています(県無形文化財)。
抜初は,藩の演舞場の年頭行事で,藩主の前で行われたそうです。その伝統を受け継ぎ,毎年1月下旬に佐倉市と八街市で交互に開かれています。
午後1時,玉串奉奠。場内を清める「初礼の儀」で始まります。来場者のために立身流の形の解説があり,抜初演武が始まりました。熟練度によって序,破,急の組が立合と居組を演じます。3~5人の組が,いっせいに抜刀し迫力があります。撮る方も自ずと真剣になります。門下生の演武が終わったところで,本来の抜初は終了です。
その後,琉球古武術保存振興会による招待演武,立身流の各種演武(上の写真),宗家の演武が披露され,午後4時に終了しました。
今回,機材はDX17-55/2.8G,D300,SB-800でした。瞬間を捉えるので高速連続撮影でしたが,ストロボ発光が全然ついてきません。やむなくISOオートにしましたが,D300の上限3200では屋内では辛いものがありました。あと,ピンと張り詰めた空気の中では,カメラのシャッター音が結構気になりますね(汗)。
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