加茂の三番叟と花踊り
南房総市(旧丸山町)加茂に伝わる三番叟(さんばそう)と花踊りを撮りに行ってきました。
賀茂神社の八朔祭で奉納されていた笠踊や神楽が,戦国期の天正5年(1577),少年による三番叟に改められ,さらに江戸初期に八乙女の舞が加わり,現在まで続いています。三番叟は昭和37年に,花踊りは昭和38年に,それぞれ県無形民俗文化財に指定されています。
昼過ぎに現地に到着。1kmほど離れた加茂集会所へ移動します。午後3時前,集会所から練り行列が出発しました。田んぼ道を歩き,鳥居から参道へ入り,神水で手を清めて境内へ入ります。
神職のお祓いや拝殿神事が続き,午後4時過ぎ,三番叟が始まりました。
三番叟の演目は,千歳,翁,三番叟の3つ。舞手は小学生の男児で,お囃子の鼓も男児で驚きました。三番叟の舞い時間は,全部で25分ほどです。
続いて,花踊りが始まります。緋袴の八乙女は小学生で,花と扇を持って舞うので「花踊り」と呼ばれていますが,実際には踊りに名はないそうです。花踊りの内容は,持って踊る物によって,花踊,手籠踊,手拭踊,手踊,奴踊の5段に分かれています。いずれも女性らしい優雅な舞いが印象的でした。舞い時間は,全部で15分ほどでした。
機材は,DX17-55/2.8G,VR70-200/2.8G,D300×2,脚立でした。舞台は,正面左か真正面しか撮るスペースはありません。アマチュアカメラマンが多いので,脚立はあった方がいいでしょう。舞台は半逆光でやや暗めになりますが,ノーストロボとしました。
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