我孫子・古戸の里神楽
我孫子の古戸地区に伝わる里神楽を撮りに行って来ました。
古戸地区に江戸時代から口伝で伝えられる民俗芸能で,毎年7月23日の稲荷神社祭礼で神輿と屋台が地区内を回る際,屋台で里神楽が舞われます。中断時期もあったようですが,現在は地区83戸の皆さんが伝統を守っています(市無形民俗文化財)。
昼ころ,現地に到着。稲荷神社の鏝絵(こてえ)を見せてもらったり,近くの集会所で神輿を,天満宮で屋台を見せてもらいながら待ちます。午後3時,神輿が稲荷神社に入り,拝殿神事が始まりました。御霊入れの後,神輿は天満宮へ移動し屋台と合流します。
午後4時,地区内へ出発です。神輿の出発では,景気づけに狐が舞います。神輿の後を,子供たちに引かれた屋台がゆるゆると進みます。大人たちは,所々で手作りの酒食のおもてなしを受けながら,時間をかけて進みます。午後8時半,行列が集会所に戻って解散です。神輿が稲荷神社へ還御したのは午後9時でした。
この日の里神楽は,狐とヒョットコの舞でした。舞手は初老のお二人で,地区のこと,里神楽やお囃子のことなど,貴重なお話を伺うことができました。郷土芸能祭では,ステージで本格的な里神楽を演じるので大変だそうですが,村祭りならではの楽しい舞いを楽しめました。
今回の機材は,DX17-55/2.8G,VR70-200/2.8G,D300×2,SB-800でした。アマチュア・カメラマンは1人でした。詳しく教えていただいた氏子総代さん,世話役さん,差し入れのおにぎりや漬け物をいただいた地区の皆さん,ありがとうございました。
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