多古・しいかご舞
香取郡多古町に伝わるしいかご舞を撮りに行って来ました。
江戸中期から続く豊作と雨乞い祈願の農民踊りで,八坂神社の祇園祭(毎年7月第四土日)に神社前で行われます(県無形民俗文化財)。今回は宵宮に出かけました。
午後6時半,神社前でお囃子(佐原囃子)が始まります。午後7時,フネ(特設舞台)の上段でしいかご舞が始まりました。獅子,鹿,マンジュウ(雨蛙)の面をつけた若衆が輪になって,床を踏み鳴らしながら回る素朴な踊りです。
午後7時15分ころ,猿の面をつけた年番町の人がスルスルと高さ12mの津久舞柱を登ります。張り出した横棒にぶら下がり,ブランコのように体を前後に大きく振ります。見物客から歓声があがる一瞬です(写真,クリックで拡大)。
横棒に吊した扇を投げ落とすものと思っていましたが,それはありませんでした。猿が柱を降り,獅子,鹿,マンジュウが一人ずつ舞台を降りて,午後7時半に終了しました。
今回の機材は,DX17-55/2.8G,VR70-200/2.8G,D300×2,SB-800でした。舞台が高く,踊りがよく見えないのが少し残念です。津久舞柱は電線と電柱に挟まれて立っている上,ナトリウム街灯でWBが引っ張られ,撮影条件はよくありません。野田のつく舞と違い,フラッシュ撮影が禁止されていないので助かりました。
たくさんの見物客が来ていましたが,アマチュア・カメラマンは少なかったです。
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