君津・人見神社の神馬
君津・人見神社の例祭に奉納される神馬(おめし)を撮りに行って来ました。
人見神社は,君津や富津の海岸地域旧17か村の鎮守で,320段以上も石段を登った山の上にあります。夏の祭礼(毎年7月22日)では,神馬(おめし)という,350年の伝統をもつ神事が奉納されます。
豊漁豊作を祈願して,神馬が神社の石段を駆け上がり,拝殿に駆け込むもので,市無形民俗文化財に指定されています。
午前8時半,神社の裏坂道を登って人見神社の境内へ。午前9時,拝殿で神事が始まりました。拝殿前には参道の急な石段が下まで続いています。午前9時半ころ,山の下からお囃子が聞こえてきます。実は,このころ神馬が参道の入口で石段を駆け上がったようです。午前10時,石段から真竹を担いだ若衆たちが勢いよく上がってきました。神馬はというと,裏坂道から車で境内に運ばれて来て,御神域に繋がれました。
若衆と神馬がスタンバイすると,まず若衆が拝殿へ駆け込んで,鈴の綱を抱えて飛び出し,拝殿の周りを疾走します。次に神馬が拝殿に入り,ぐるぐる回って退出します。拝殿の中にまで馬を入れるのが,この神事の特徴です。神馬は再び御神域に繋がれ,鞍に大きな幣帛を飾り,午前10時半,三々七拍子で終了しました。
今回の機材は,DX17-55/2.8G,D300,SB-800でした。反省点は,リサーチ不足。神馬が「駆け上がる」のは,鳥居がある参道入口の石段部分のみで,後は車で裏坂道を運ばれて来ます。上まで馬が駆け上がってくるものと思い,山頂の境内で待っていたため,撮り損ないました。
平日の朝でしたが,地元の人がたくさん見に来ていました。アマチュア・カメラマンは数人程度でした。
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